Posts

Showing posts from 2009

更新情報と『よいお年を』

しばらくまたブログ放置してしまい、定期的に訪れて下さっている方々、どうもすみませんでしたm(_ _ )m 年末の出来事をまとめた記事がいくつかアップ、あと、そういえばしばらく前に『biographie 略歴』の更新(英語版プラス)しました。ファラフェルのおいしさに開眼した瞬間を捉えた写真です。…って、あれ、目閉じてるし。 2009年、お世話になったすべての皆様に、ありがとうございました。 よいお年をお迎えくださいませ。 ******** P.S. 自分でカウンターキリ番『11111』踏んじゃいましたよ…おめでたいなぁ。

パリ街角のクリスマス 2009

Image
ノートルダム大聖堂の正面に巨大なクリスマスツリー。きれいです。 街のあちこちにマルシェ・ノエル(クリスマスマーケット)が出ているので、お散歩がてら見てきました。実際あまりクリスマスとは関係のないものも売られていたりするのですが、それは、まあいいとして。 これはホットワイン製造機(…そんなもの、ある?) 普通は銅鍋で作って売ってます。 メゾン・ド・ショコラの前を通りかかったら、チョコレートでできたオーナメントが!ツリーに飾ったりできるようですが、その場合は暖炉の前には置けませんね(笑

Fête de Noël@Ircam

Image
先週のことですが、Ircamでもクリスマスパーティーがありました。 やけにオフィシャルな会で、関係者及びその家族(IDカードの提示または要招待状)しか入れないという。一体何が起きるのかと思ったら、まず16時頃から子供向けのパーティーが準備されていて、サンタが来てプレゼント配って…そちらが一段落すると、今度はジュースの代わりにアルコールが登場。かるーいアペリティフかと思いきや、DJも登場(←しかも我々研究員担当の講師だったりする)であっというまにディスコ化。そして、たいして酔いもまわらないうちから率先して踊りまくる我らがCursus1のメンバー(笑) 初めのうちは『みんな本当にノリがいいよね〜』なんて笑いながら写真撮ってたのですが『ほらー、カメラ置いて!ユミコも踊れー!!』と巻き込まれたので途中から写真がありません。 ちなみに翌日も通常どおり朝10時から研修があったのですが、みんなの処理能力がいつもの半分くらいに落ちてました。ま、年に一度くらいは、ね…(^ ^;

L'Avare@Comédie-Française

Image
ようやくバカンスに入りまして、時間と気持ちに余裕ができ、以前から行ってみたいと思っていたコメディー・フランセーズデビューを果たしました。 Comédie-Française は17世紀からあるフランスの劇団(同時に劇場の名称)で、喜劇作家のモリエールが本拠地として活躍した場でもあります。本日の公演はそのモリエール作『L'Avare(守銭奴)』。 私は日本でもたまに都内の小劇場にお芝居を観に行ったりしていて、毎回感じていたオペラとも映画とも違う独特の雰囲気を思い出しました。開演1時間前に窓口に並んで入手した当日券・5ユーロの席だったのでちょっと首が痛くなりましたが、主役が素晴らしい役者さんで、あっというまに舞台に飲み込まれ、あとはもう夢中。あー、よく笑った! ロビーに展示されていたモリエールの椅子。 ***Data*** Comédie-Française サイト(仏語/英語)

DéAMBULATION[s]@Espace G.SIMENON

Image
パリ郊外にある Ecole Nationale des Arts du Cirque サーカス芸術学校と Concervatoire National Supérieur de Musique パリ国立高等音楽院とのコラボレーション企画に友人でピアニストの石井佑輔くんが参加していたので、最終日の公演を覗いてきました。 なにせ初めての体験だし、そもそもサーカスの専門学校というものの存在すら知らず、興味津々。10代の、まだ子供っぽい顔をした子たちが綱を渡ったり空中ブランコに乗ったり自転車曲芸をしたり、テクニックはかなり見応えのあるものでした。演出についてはたまに学芸会風になっちゃって『うーん、惜しい…』という場面がちらほら。(後で聞いた話によると、みんな最終日だからってかなりアドリブをまじえてやりたい放題だったそう。納得。) 音楽に関しては近現代の作品が上手に組み合わされていて、サーカスの伴奏に成り下がることもなく、とてもよかったと思います。石井氏はというと、椅子の背もたれ部分に腰掛けて手袋をはめて連弾したり、ピアノの上に乗っかって内部奏法をしたり、いろいろと忙しそうでした(笑)おつかれさま! ***Data*** 石井佑輔ブログ 『天使と神様とおばけのどんどんの日記』

Cursus-1 2009/12/14~12/18

Traitements Analyse Pattr Seminaire Ph.Manoury Cours composition Workshop - NoteAbility 年内最後の週が終わりました。3ヶ月半を振り返ってみると…ぎゅうぎゅうでした。途中数回危ない橋を渡りつつもなんとか体力は保ち、ここへ来てようやくほっと一息、です。 木曜にNoteAbilityという新しいノーテーション(楽譜浄書)ソフトのワークショップに参加。私は5年前くらいからFinaleユーザーで、Sibeliusもちょっと触る機会があったものの結局乗り換えるには至らず。どっちも長所・短所がありますが、いちばんの理由は『操作(例えばショートカットとか)を覚え直すのが厄介だから』。ただ、このNoteAbilityは、特に電子音響音楽の分野でかなりの可能性を秘めており、使いこなせたらすごく便利かも…と迷い中です。

『ありがとごぜます』

Image
たまには息抜きネタを。 友人のリハーサルに呼ばれて19区の某所へ。終わったのが22時で、それからごはんを食べられるところ…ということで、すぐそばにある日本食レストランに入ることに。 私は出かける前に夕飯を済ませていたのでお茶だけ飲んでいたのですが、そこのメニューがすごい。もう明らかに経営者・料理人ともに日本人じゃない。これは間違った日本語訳のほんの一例ですが、 うザート グラスワイソ ああ、残念…。 仏語メニューの方では『Nemeko Miso Soupe』とか。どんなキノコなんでしょうか。それはそれで可愛いけど。ねめこ。 あと『ごはん』って書きたかったんだよね、と想像はつくんです。でも何度見直してもやっぱりこう書いてあります。 Gogan …ゴーギャン??? なんか、えらく独創的な世界に。 (注;画家の方の綴りは『Gauguin』です。一切関係ありません) 散々笑わせてもらった最後の極めつけが写真のレシートでした(クリックすると拡大します)。 ありがとごぜます。笑

Cursus-1 2009/12/07~12/11

Préparation de l'étude à la pédale Rencontre Instrumentistes du CNSMDP Rencontre Equipe Ircam - Acoustique par R.Caussé Présentation de l'étude à la pédale Diphone Rencontre Equipe Ircam - Analyse Synthèse par X.Rodet + Rdv HEM Genève 年内最後のプレゼン。もう週末・昼夜関係なくスタジオにこもるのも徹夜もすっかり慣れたものです。今回はMax/MSPとサンプラー(ProTools, Logic)をMIDIメッセージにより同期させて演奏シミュレーションする、というものでした。研究員のみんな、あいかわらず個性的でおもしろいです。同じお題からどうしてこうもいろんなアイデアが浮かぶんだろうなぁ。 今週はIrcam研究チームとのミーティングもありました。特に『Analyse Synthèse』の方はちょうど自分の抱えているプロジェクトに関連していて、X.Rodet氏(この分野ではすごい人です。ぱっと見ふつうのおもしろいおじさんですが)を論文や著書をたくさん読んでいたので、本人から直接話を聞けるのはとっても貴重な機会でした。

Cursus-1 2009/11/30~12/04

Lecture d'echantillons Synthèse Patch-concert pédale Instruments virtuels Séminaire A.Posadas 主にMax/MSPな一週間、でした。 先週までOpenMusicばかりさわっていたので久々にMaxに戻ってきたらショートカットが混乱してあー、もー、大変!です。

Cursus-1 2009/11/23~11/27

OpenMusic Préparation de l'étude à la MaquetteOM Présentation de l'étude à la MaquetteOM Séminaire M.Stroppa Cours Composition Tutorat Max プレゼン前夜、準備に追われて徹夜。ある程度進んだ時点で15分に1回は強制終了という喜ばしくない事態に見舞われ頭を抱えましたが、どうやらバグがあったらしく同僚もみんな似たり寄ったりの寝不足顔でした。ふー。 ***Data*** Maquetteと言っても、別にこういうの作ってるわけじゃないんですけどね。 (wikiで仏→英→日本語の順にどうぞ) フランス語   英語   日本語  

Le Concert(映画)

Image
こっち とどっちにしようか迷って、『日曜の朝』というシチュエーションで今回はこっち。 笑いあり涙あり、ちょっと現実的じゃないよねという展開もあるものの、シャトレ劇場のロゴとか細かいところがやたらリアルで、知らぬ間にストーリーに引き込まれてしまいました。 日本でも公開されるのでしょうか? ひさしぶりに聴いたけど、チャイコフスキーのヴァイオリンコンチェルトはやはり名曲。 ***Data*** Le Concert IMDb - The Internet Movie Databaseより http://french.imdb.com/title/tt1320082/combined

Cursus-1 2009/11/16~11/20

Séminaires Ferneyhough Rdv-indivi Ferneyhough + Rdv HEM Genève *** Atelier Forum Ircam Ircamで研究員(作曲家)向けにB.ファーニホウ(B.Ferneyhough 1943- 英)のゼミおよび個人レッスンが行われました。 ファーニホウと言えば…まず譜面の難解さにおいて右に出るものが居ない。ああいう音楽を書くのは一体どんな人なんだろうかといろいろ想像を巡らせておりましたが、包容力にあふれたあたたかい雰囲気の方で、イメージを覆されました。ゼミに参加しているうちに、どうしてあの演奏者泣かせのソルフェージュ・オリンピックみたいな楽譜が生まれたのかも少しわかってきました。個人レッスンの時間には『問題ないよ!』と快くフランス語で(ゼミは英語でした)意見や感想をストレートにびしばしと投げてもらい、得るものが多かったです。 週後半の3日間は年に一度のフォーラム。新しいソフトのプレゼンテーションやワークショップが行われ、研究所は会員でごった返しておりました。我々研究員も前述のゼミの合間を縫って各自興味があるテーマには顔を出していて、私は初日午後のプレゼンと最終日のOpenMusicライブラリのワークショップに出席。 この世界って…ホントに日々進歩ですね〜。 ***Data*** Ircamフォーラム・ネット http://forumnet.ircam.fr/

ボジョレー解禁!

Image
その年のぶどうで作られたフランス産ワインの新酒、Beaujolais nouveau。 毎年必ず何かあって一度も解禁日に飲めた試しがなかったのですが… 友人のリハ立ち会い後、みんなで飲んできました! 今年はワインの出来がよいそうで、ボジョレーもかなりしっかりしてるそうです。実際、フルーティーで軽いかと思ってたら結構がつんと迫力があってびっくり。 日本ではペットボトルでも販売されてるんだとか聞いて二度びっくり。

Séminaire - B.Ferneyhough /Ph.Albéra @CNSMDP

本日(土曜)はパリ高等音楽院作曲学科が企画・定期開催しているゼミに潜入(っていうか普通に一般入場可です)。 毎回作曲家をひとり、そして音楽学者をひとり招待して、前半は音楽学者の方がその作曲家について話し、後半は作曲家自身が自分の音楽について話すというもので、今年で5年目になるそうです。一般入場可と言えどもそれほど大々的に宣伝しているわけでもないのに、教室はほぼ満員。 イギリス人作曲家・B.ファーニホウについては後日また書くことにして。このゼミに参加したのは作曲家の生の声だけでなく、音楽学者の話も聴きたかったのです。 Ph.アルベラ氏はEnsemble Contrechampsの創設者であり、ジュネーヴ高等音楽院の教授。昨年度修士1年の選択ゼミで彼のクラスを履修していて、毎回とても楽しみにしていました。ドラえもんの四次元ポケットを思わせる無限の知識、難しい専門用語に偏らない話術、そしてなにより、攻撃的な批判抜きでの批評(例えば、YesとNoに分かれたディスカッションを、ポジティブな面のみで『どっちもありかも…』と両派同時に納得させてしまうような説明をしてくれる)そんなすごい先生、です。 講演・ゼミなど聴くたびに、100分の1でいいからあんなふうに話ができるようになりたい、と切に思います。

Cursus-1 2009/11/09~11/13

AudioSculpt -> OpenMusic OM-SuperVP OM-Modalys Tutorat OM Séminaire de Recherche&Création - M.Stroppa 先週の金曜にフランス初演されたイタリア人作曲家・M.ストロッパの作品『...of Silence』で用いられたマルチディレクショナルスピーカー『Timée』についての研究発表がありました。今回のはいくつかのスピーカーを合わせて組み立てた言わば代用品で、厳格には『Timée』ではない(本物は宙づり状態で下向きにも音が発せられる)んですけど、その効果はかなりのもの。いいなぁ、こんなのひとつ欲しいなぁ(笑)。 研修内容は、これまでに扱ったいくつかのソフトの同時利用法。 OpenMusic 6.1 は先週解決したと思っていた問題が実はまだ残っていてエラーメッセージの嵐→ターミナル起動→強制終了に見舞われ続けましたが、今度こそ本当に解決しました。よかった。でももう『またバグだ〜』って責任転嫁できなくなりました。残念。

Soulages/La Supervition des Images @CentrePompidou

Image
ポンピドゥーセンターで開催中の企画展を2つ観てきました。 ここ、常設(国立近代美術館)の方もなかなか好きで、以前パリに住んでいたときすでに4〜5回入ってるかも。先日のケ・ブランリ美術館に続いて今回はIrcamのIDカードで無料入館(建物別だけど所属は同じなのです)。 ひとつめはP.スーラージュ(1919-, France)。名前がフランス語の『se soulager : 気分を楽にする、安心させる』という動詞と似ているけど、作品は徹底的に黒を追求しており、どちらかと言えば暗め。名は体を表さないケース。 彼の深い深い黒の世界に入ってゆくと、黒の中にあるコントラスト、黒の中にある光が見えてきます。これはカタログやネット画像では伝わりにくいだろうなぁ。 展示の仕方がまた素敵でした。 ふたつめは超現実主義の写真、動画『La Supervition des Images』。隠さず言ってしまうと、シュルレアリスムはちょっと苦手でして…全部が全部ダメというわけではないものの、どうも観ていて気分が悪くなる場合が多い。 そんなわけで、はじめからあまり無理をせず『うわ〜、ここ苦手』アンテナが反応したゾーンはさらりと通過して、気になった作品のみをじっくり鑑賞。動きの瞬間を捉えたような写真がおもしろかったです。 こちら、国立近代美術館のエントランス。そうそう、このポップな感じがいかにもポンピドゥーセンター。 建物前の広場には巨大カレンダーが登場。 ***Data*** いずれもポンピドゥーセンターの公式サイトより Soulages La Supervition des Images

SAXOPHONE@Ircam

2009/11/06 20H- Ircam, Espace de Projection C.Delangle, saxophone** M.Weiss, saxophone* Quatuor Habanera R.Meier* et A.Cont**, Réalisation informatique musicale Ircam G.BUQUET : L'Astre échevelé* F.DONATONI : Rasch 1 M.STROPPA : ...of Silence** Ph.LEROUX : Du Souffle 3日間に渡る Journées du saxophone à Paris というイベントの最終日、Ircamでは朝から研究発表や講演会が行われていました。 私はゲネプロの一部とコンサート本番しか聴けなかったのですが、新しい試みとして『Timée』というマルチディレクショナルスピーカーが舞台にどーんと登場。絵的にすでになにかおもしろい…(笑)来週月曜にこのスピーカーシステムについての研究発表があるので、いまから楽しみです。 今回4曲聴いた中ではM.ストロッパの作品が抜群でした。 ***Data*** コンサート詳細

Cursus-1 2009/11/02~11/06

OpenMusic Préparation de l'étude-Editeur OM Présentation de l'étude-Editeur OM Lecture des fichiers sons - MSP Cours Composition 4回目のプレゼンは OpenMusic のエディタ。例のごとく1分〜1分半の作品が課題です。ちょうど週明けにそれまでの6.0.9から6.1にバージョンアップされて、自分のノートパソコンでは問題なく作動してたパッチが研究所のマシンで開けなくなり、一瞬パニックでした。(その後解決しました。) 各ソフトを2日、3日という短期集中で勉強していると、キーボードショートカットをよく間違えます。無意識にやって、間違えてることにすぐに気づかないから困りものです。

Portrait H.Holliger@Victoria Hall

Image
2009/10/30 20H- Victoria Hall (Genève, Suisse) Ensemble Contrechamps Orchestre de Chambre de Lausanne H.Holliger, direction G.Kurtag : Negy Capriccio A.Schoenberg : Sechs Kleine Klavierstucke op.19 G.Kurtag : Quatre poems d'Anna Akhmatova H.Holliger : Concerto pour violon スイスの作曲家・オーボエ奏者としても名高い H.ホリガー(1939- スイス)の70歳を記念して、ジュネーヴ音楽院・アンサンブルコントルシャン・ジュネーヴ劇場・ジュネーヴ大学・ローザンヌ室内交響楽団が一種のフェスティバルを開催。10月26日から11月1日までコンサートや講演会などがあちこちで開かれました。 ちょうどレッスンを受けにジュネーヴへ行った日のイベントが上記のコンサート。 それ以外にも G.クルターク(1926- ルーマニア)本人が来ていたリハーサルも見学できました。 長年ハンガリーのリスト音楽院で室内楽教授として教鞭をとっていたクルターク氏。レッスンがものすごく厳しいと有名ですが、実際に見て納得!厳しいっていうか、音楽・作品に対する情熱がすごい。80歳越えてこのパワー。後姿だけみてると可愛らしいおじいちゃんなんだけど。。。 常にぴったりと寄り添っている奥様(ピアニスト)がまた可愛らしいおばあちゃんでした。でも彼女もレッスンし始めたら恐ろしいんだろう、きっと。 ***Data*** フェスティバルのプログラム http://www.contrechamps.ch/holliger.pdf

Cursus-1 2009/10/26~10/30

OpenMusic Modalys Tutorat OM + Rdv HEM Genève 先週末からスタートしたOpenMusic、Max/MSPにくらべて親しみが薄く(個人的な使用頻度という意味)また関数型プログラミング言語の一種であるLISP言語による直接のアプローチを並行してやっているので、手慣れてなくて大変です。数学いっぱい出てくるし。 物理モデル合成ソフト・Modalysの方は以前少し勉強したことがあり、当時手探りでやっていて(行きあたりばったりと言った方が正確かも…)山のように抱えていた疑問がこの2日間で一挙にクリアになりました。これは手探りでやるものじゃないなと思いました。 金土はジュネーヴでレッスンとコンサート、リハーサル見学。 後日更新します。 ***Data*** LISPって? http://ja.wikipedia.org/wiki/LISP

musée du quai Branly

Image
セーヌ河沿いを下ってのオルセー美術館を過ぎてエッフェル塔の一歩手前、というところ(7区)に2006年6月にオープンしたケ・ブランリ美術館。 絶好のロケーションを生かし、建物のデザイン、庭園も素敵です。 現在滞在中の Cité des Arts のレジデントはパリ市内のミュージアムをほぼ網羅するフリーパスをもらえるので、それで行ってきました。 『西洋中心主義からの脱皮の示す新たな美術館』だそうで、オセアニア/アジア/アフリカ/アメリカの4部門に分かれた展示方法。作品との距離感やオーディオガイドのシステムがちょっと19区シテ・ドゥ・ラ・ミュジークの楽器博物館に雰囲気が近いかも? 夕方、もう暗くなってから行ったので(木金土は夜9時まで開館)フラッシュ無しで写真がボケ気味ですが… こういう『まず大きさだけでも圧倒され系』がかなり充実してておもしろいです。子供が喜びそうだなぁ。ってそういう自分も大喜びだったのは秘密です。 そうそう、美術館へ向かう途中、人混みの中にやたら背の高い人たちを発見。しかも動きがぴょこぴょこしてて、なにか変…新種のスポーツ?? 近づいてみると、ホッピングのようなものをそれぞれの足に装着しておりました。プロモーション目的だったのか、周りには同じデザインのウィンドブレーカーを着た人たちが数人。 これもそのうちキックスクーターみたいに流行りだすのかしら。 ***Data*** musée du quai Branly 37, quai Branly 75005 Paris http://www.quaibranly.fr/

Cursus-1 2009/10/19~10/23

Max/MSP Préparation de l'étude au Sinus Présentation de l'étude au Sinus Cours Composition OpenMusic 前回記事のコピー・ペーストみたいで申し訳ないのですが、先週のコピー・ペーストみたいな研修スケジュール…というわけでまたプレゼンでした(苦笑)。泊まり込み、徹夜こそどうにか避けているものの、こんな感じで4月まで続くとなると体調管理を疎かにしてはいかんと改めて思う今日この頃。 ところで(ちょっと専門的な話に入ります) この『l'étude au Sinus』とは、Max/MSPで1分強の音楽を作るという課題なのですが、DSPオブジェクトは以下の5つ; dac~, cycle~, *~, line~, line~ しか使えないという条件つき(勿論2つある line~ を除き重複はだめ)。 速い話、 サイン波(正弦波)たった1つで1分半保たせなければいけない、ということです。周波数や振幅、その他のパラメーターを操作し、どこまでもニュートラルな(味気がない、とも言う)サイン波に変化を与えます。確かに、いじる可能性がないわけじゃないんだけど…たった1分強をコントロールするために膨大なデータを要しました。コピペでもうんざりするほどの。 で、今日からOM(オープンミュージック)の講義スタート。開け、音楽!(笑) ***Data*** OpenMusic(IrcamとWikiから。どちらも英語) http://recherche.ircam.fr/equipes/repmus/OpenMusic/ http://en.wikipedia.org/wiki/Open_music

Cursus-1 2009/10/12~10/16

MaxMIDI Séminaire Recherche & Création Nicolaou Préparation de l'étude MIDI Présentation de l'étude MIDI introMSP Tutorat Max + Rdv HEM Genève ミニ・プレゼンが週の半ばにあり、水曜まではその準備にかかりきり。木曜にワンクッション(と言ってもやはり一日中研修のやけに固いクッション。涙)置いて金曜は作曲のレッスンを受けにジュネーヴへ行ってきました。 一ヶ月半ぶりのジュネーヴはパリ以上にぐっと冷え込みが激しく、でもそのぶんさらに空気が澄んでいて、おもいっきり深呼吸。いそがしく動き回っていたわりには疲労度が低めです。なんというか…毒気の少ない街だなぁ。

Journées de la Composition@CNSMDP

2009/10/13 19H- Conservatoire Nationale Supérieur de Musique de Paris, Salle d'art Lyrique Orchestre du Conservatoire G.Bourgogne, direction J.BELL : Trauma (2009) A.BORREDA : Sierpes salvajes (2009) F.MOTSCH : Cinq paysages avec figures absentes (2009) パリ高等音楽院作曲科主催で2年に1度『ジュルネ・ドゥ・ラ・コンポジシオン』というコンサートシリーズが開かれていて、そのうちの1つです。同日17時からも別のコンサートがあったのですが研修が17時半まであり断念。。 今回聴いたの3曲は見事にバラバラで、優等生タイプ揃いでもなく、各作曲家がどういう方向に興味を持っているのかが手に取るようにわかっておもしろかったです。

町井亜衣フルートリサイタル in Tokyo

Image
パリ留学時代からのお友達・フルーティストの町井亜衣さんが東京でリサイタルを開催します。 詳細は http://aimachii.from.tv/main_page/concertinfo.html まで! 2009年10月23日[金] 開演19:00(開場18:30) ルーテル市ヶ谷ホール 東京都新宿区市谷砂土原町1-1 03-3260-8621 info@l-i-c.com ソプラノ 森真奈美 ピアノ 大堀晴津子 全席自由 3,500円 チケットお問い合わせ+ご予約 オフィス・トリム 03-3561-5606 もしくは専用フォーム → http://form1.fc2.com/form/?id=456526 ゴーベール 《ファンタジー》 Philippe Gaubert :Fantaisie メシアン 《クロウタドリ》 Olivier Messiaen: Le Merle noir オネゲル 《牝山羊の踊り》 Arthur Honegger:Danse de la Chèvre ヒンデミット 《ソナタ》 Paul Hindemith : Sonate 川上統 《君子蘭》 [委嘱新作=世界初演] Osamu Kawakami: kaffir lily (World première) マルタン 《3つのクリスマスの歌》 Frank Martin: Trois Chants de Noël フォーレ 《ソナタ第1番イ長調作品13》 Gabriel Fauré: Sonate no.1 en la majeur op.13 [出演者および曲目は変更になる場合がございます] 後援 東京音楽大学校友会 協力 銀座ラモ・サウンド マテキフルート マネジメント オフィス・トリム

TREMPLIN-CURSUS2 / Concert1@ Centre Pompidou

Image
2009/10/10 20H- Centre Pompidou, Grande Salle Ensemble Intercontemporain G.Durot, percussion J.Deroyer, direction V.NICOLAOU : Navigate F.RAT FERRERO : Inner Line M.GRUTTER : Sacred river ALPH's meanders mazy mad&measureless K.SAKAI : Astral/Chromoprojection Ensemble Intercontemporainの作品公募とIrcam Cursus2(研究員制度2年目)の作曲家による初演コンサート。1曲目と4曲目は電子音響が使われ、あとの2作品は純粋器楽曲でした。それぞれ個性が分かれていて聴き応えあります。 会場には今年度の研究員仲間をはじめ、パリ音楽院時代の知人友人、先生、パリ在住の作曲家…と右を向いても左を向いても知り合い(もしくは自分が一方的に知ってる人たち)で溢れかえってました。           ヴォージュ広場(パリ) コンサート三昧であっという間に過ぎた週末。お昼頃、いまにも降り出しそうな雲の様子を伺いつつマレ地区を少しお散歩してきました。明日からの一週間はちょっとヘビーな予感なので気合い入れて頑張ります。 日本は『体育の日』で連休なんですね。いいなぁ。 ***Data*** #15日(木)にConcert 2があります。 WWW Ircam : Saison 09.10 > Concerts, Spectacles

Xenakis/Stravinsky@Cité de la Musique

2009/10/09 20H- Cité de la Musique, Salle des concerts Orchestre Philharmonique de Radio France P.Rophé, direction I.XENAKIS : Aïs I.XENAKIS : Jonchaies I.STRAVINSKY : L'Oiseau du feu - Suite de ballet (1945) クセナキスの『Jonchaies』初めて生演奏で聴きました。いやーーー、すごい迫力!あまりにエキサイティングで、つい前のめりになってしまいました。あのすべてを巻き込んでいく渦のような勢いが、冷静で狂いのないパスカル・ロフェの指揮のもとに生まれているというギャップがまたよかったです。 ***Data*** Cité de la Musique(パリ)公式サイト http://www.cite-musique.fr/francais/Default.aspx

Cursus-1 2009/10/05~10/09

Image
Introduction à la norme MIDI MaxMIDI Sequencer MIDI Tutorat Max (画像はウィキペディアより:Keith Emerson in concert with his band at Nearfest 2006) 今週はMIDI (Musical Instrument Digital Interface 電子楽器デジタルインタフェース) を見始めました。…て言っても研究員の中で実際『MIDIって何?』という人はいないと思いますが(私自身も この作品 で使ってます)。 シーケンサやシンセサイザの話になると、クラシック(アカデミックとも言われます。良い意味と悪い意味で)から続いてきた現代音楽と、ジャズ、ロック、テクノetc.他ジャンルからの流れとが交錯しており、当然扱う資料もいろいろバラエティーに富んでくるので、そちら方面にあまり縁のなかった自分の耳にはとても新鮮です。もし電子音楽やってなかったら、キース・エマーソンとか知らないままだったんだろうなぁ。 ***Data*** 音楽室に貼ってあった肖像画からは想像できないムソルグスキー K. Emerson, Lake & Palmer : Promenade + The Gnome (YouTube動画)

ピアノ・フェイズ

Image
反復音楽で知られるアメリカの作曲家 S.ライヒ(Steve REICH, 1936 N.Y.)の代表作のひとつに『Piano Phase ピアノ・フェイズ』という曲があります。 2台ピアノのため(もしくはピアノソロとテープのため)に書かれた作品で、短いフレーズをひたすら繰り返していく中で片方のピアノが少しずつテンポを変化させる過程で、繰り返されている同じフレーズが違うものに聴こえてくるというもの。これ、頭で『ふーん、成程』なんて理解するのと実際に体験するのとでは大きな隔たりがあります。というのは、聴くと本当におもしろいなーと私個人が思うということです(ちなみに演奏者にとっては非常に過酷な作品です)。YouTubeにもいくつかあがってますので、興味のある方はぜひ。 なぜ唐突にこんな話をしているかというと、今日、とある“音楽・マルチメディア向けのビジュアルプログラミング言語ソフト”———ご存知の方は、例のMから始まるアレですけど———でこの曲の一部分の自動演奏プログラムを作ったからです。自動演奏そのものが目的ではなかったのですが、いざ聴いてみると、これがなかなかの出来。なにせ正確だから、少しずつ、少ーしずつズレてゆく反復音楽のおもしろさが余すところなく表現されている(勿論、その正確さを人間に求めるところから生まれる魅力は別にあるのであって、生演奏を否定してるわけではありません。むしろ逆)。 ただ、作業の間ずっと、約2時間近くこのフレーズを聴き続けるのは…ちょっと…。10時間近く経った今でも『ミ、ファ#、シ、ド#、レ』が脳内に溢れかえってます。これはある種の洗脳? (あっ、だからブログにまで書いちゃったのか!) ***Data*** なんとひとりで弾いてます…! Unique performance of Steve Reich - 1 musician on 2 pianos(YouTube) この方の作品(Wiki日本語) http://ja.wikipedia.org/wiki/スティーヴ・ライヒ フランス語版Wiki『Piano Phase』の項目には詳しい分析まで http://fr.wikipedia.org/wiki/Piano_Phase

Nuit Blanche 2009

Image
パリ、その他ヨーロッパ各地でこの時期に行われているイベント。身もフタもなく直訳すると『白い夜(Nuit=夜、 Blanche=白い)』ですが、慣用表現として『passer une nuit blanche=不眠の夜を過ごす』というのがあり、簡単に言うと夜中に公園や道などでインスタレーション(音、映像、光)やパフォーマンスが行われるお祭りです。 今年はビュット・ショーモン公園、シャトレ・マレ地区、カルティエ・ラタンをメイン会場にしていろいろな作品が発表されていました。一応前もって公式サイトでどこに何があるかざっと確認しておいたのですが、実際外へ出てみるともう…すごい人でごった返していて、公園なんかはどこも入場制限のため長蛇の列。 サン・ルイ島とシテ島をつなぐ橋、ノートルダム大聖堂、19区の体育館に作られたインスタレーションを見学して、あとは道端のパフォーマンスを見つつあちこち散歩してるうちにくたびれて、結局日付が変わる前に帰りました…うーん、全然“Nuit Blanche”じゃない。。 ***Data*** Nuit Blanche 2009(パリ市による公式サイト) http://www.nuitblanche2009.com/

Cursus-1 2009/09/28~10/02

Préparation Projet 1 Séminaire Recherche & Création H.-P. Stubbe.Teglbjaerg avec T. Goepfer Rdv Composition Présantation Projet 1 Evaluation Pratique-Studio Cours Composition 今週水曜に早くも1つめのプロジェクトの発表があり、準備でみんなスタジオに缶詰。朝家を出て帰宅は日付が変わる頃…しばらくそんな調子でした。で、発表翌日はスタジオ実習の試験。 開始から約1ヶ月経ちましたが、坂道を転げ落ちるようなスピードで物事が進んでいる気がします。

Wozzeck@Opéra Bastille

Image
パリ・オペラ座バスティーユにて、A・ベルク作曲『Wozzeck ヴォツェック』観てまいりました。 わかってはいたけど、それにしても救いようのない暗〜い話。。。 体調不良をおして出演したマリー役・Waltraud MEIERは素晴らしかったです。よかった、代役立てないでくれて。 サン・ルイ島の夜景。 休憩無し2時間弱の舞台だったので、散歩しつつのんびり帰宅しました。 ***Data*** パリ・オペラ座公式サイト

Cursus-1 2009/09/21~09/25

ProTools : Traitement, Mixage AudioSculpt Présentations des Stagiaires ProTools、AudioSculpt、以上2つに重点が置かれた3週目。『なんとなくわかってたけど、こんなことまでは知らなかった』という発見に満ちたきめ細かい研修でした。週の半ばに自分のプレゼンがあったのと、月末に小品の発表が控えているのとで、夕方研修が終わってから、一度帰宅してごはんを食べて、夜また戻ってスタジオ作業———そんな毎日です。 そういえば今週、もしかすると4区から一歩も出てないかも…?

Cursus-1 2009/09/14~09/18

ProTools Présentations des Stagiaires AudioSculpt Présentation WFS Cours de Composition Visite "Sécurité" Visite Chambre Anéchoïque + RV HEM Genève 今週は前半ProToolsがメインに置かれ、研修生によるプレゼン、AudioSculpt、作曲のレッスンと続き、時間外にはWave Field Synthesis研究チームや無響室の見学、それから避難訓練。WFSも無響室も初めてで、なんとも不思議な感覚を味わいました。 あと、ジュネーヴ高等音楽院の方の先生が仕事でちょうどパリに来ていたので、新年度の打ち合わせ。10月に入ったら月2回くらいのペースでジュネーヴ通いの予定です。 ***Data*** 無響室 (Wikipediaより) ちょうどIRCAMの写真が載ってます。 Wave Field Synthesis (Wiki、英語ページ)

Cité Internationale des Arts

Image
9月6日の記事 で散歩中に撮った写真を載せたらそこが新居だと誤解を招いてしまったようなので…こんどこそ、ここ↓が現在の住居です。 Cité Internationale des Arts Paris(パリ国際芸術都市)という芸術家のためのレジデンスです。友人や先輩が住んでいて何度か来たことがあるのですが、8時から22時まで音出し可能で、立地条件も申し分なし。わりと年季の入った建物で壁とか家具とかがたまに痛々しいものの、広くて明るいのでとても気に入っています。 実はこのIrcam研修の7ヶ月間、ジュネーヴ市文化部およびS.I.Patiño財団の奨学生として援助を戴いていて、そのおかげで滞在させてもらっているのです。 ちなみにこのPatiño財団とは『ボリビア国籍の者、ラテンアメリカと関わりの深い学生または研究者を支援する目的で設立』された財団で、過去の音楽枠での採用者も 2005/06年度 アルゼンチン人 2006/07年度 エルサルバドル人 2007/08年度 チリ人 私はジュネーヴ市民として採用になったのですが、なんか遠すぎ…? 立地条件がいいと書きましたが、研究所も近くて、徒歩で10〜15分!2年間のジュネーヴ生活ですっかり人混みが苦手になってしまったので、ラッシュ時のメトロに乗らずに済むのが非常に有り難いです。 ***Data*** Cité Internationale des Arts http://pagesperso-orange.fr/citedesarts/citedesartsparis.html

UP

Image
『TOY STORY』や『Mr.インクレディブル』などのヒットを生みだして続けているピクサーの新作『UP(邦題は”カールおじさんの空飛ぶ家”だったかな?)』を観に行ってきました。日本では公開まだだと思いますがフランスはすでに7週目に突入。だというのに、油断して開演10分前に映画館に着いたら『満席です』って冷たく言われてしまい…2時間待って次の回で入場。字幕バージョンで時間が遅いこともあり、コドモの姿は皆無。 初めの10分でもう泣きそうでした。いままでの作品でいちばん好きかもしれません。 真ん中でも最後でも泣きそうでしたが、途中には『芸が細かいなー』と感心してしまうような笑いが散りばめられていて、ジェットコースターのような冒険的見せ場ももちろんあって、これぞエンターテイメント。ありえないと思いつつ、でもこんなこともあるかもしれないと信じさせてしまうリアリティーとイマジネーションの両立がピクサーのすごさだと思う。映像の美しさにもかなり心奪われました。 ちょうど今日から水曜までの4日間、大手シネコンUGCのキャンペーンで入場料が4ユーロ均一だったのです。 そういえば、ピクサーの前作『WALL・E』を観に行ったのも去年のこのキャンペーン中だったような…って、あ、 しっかり書いてました。 ***Data*** UP http://disney.go.com/disneypictures/up/

マカロン@Pain de Sucre

Image
研究所からわりと近いところに、数年前のオープン以来話題のパティスリー・Pain de Sucreがあります。小さなお店ですがケーキに焼菓子、パンやショコラもあってショーケースがキラキラして見える…! マカロンはフレーバー(とその組み合わせ)がとっても個性的で、ラデュレのような老舗とは違う新鮮さがありました。パッションフルーツ&ショコラクリームのコンビネーションはホントに秀逸。脱帽です。 ***Data*** Pain de Sucre 14, rue Rambuteau 75003 Paris http://www.patisseriepaindesucre.com/

Cursus-1 2009/09/07~09/11

パリへ引っ越して4日、Ircamでの研修が始まりました。 今週のプログラム; Accueil  Evaluation  Acoustique  Studio  Studio TP  Peak  Enregistrement Enregistrement TP RV individuels 初日、責任者の短い挨拶とスタッフの紹介だけの30分程度の説明会があった後、自己紹介もなくいきなり筆記テスト(音響学・スタジオに関する一般知識・主要ソフトなどについて)で洗礼を受け、午後は音響学、翌日からスタジオ機器の説明・理論と実習、録音の理論と実習、作曲レッスン…と怒濤の一週間でした。 来週は自分の作品のプレゼン、月末すでにひとつめのプロジェクト(小品)提出があることも判明。うわー。 でも今週いちばん苦労したはもしかすると『自分のアカウントのためのパスワードを考える』だったかもしれません。”アルファベット小文字・大文字・記号・数字のすべてを使って意味を持たない最低8文字(ウェブ検索でぱっとヒットするような文字の並び・単語が含まれるとNG)で、メモしなくても覚えられるもの”って…結構大変じゃないでしょうか。なんとか作ったけど、しょっちゅう打ってないと忘れそう。。 *** ところでこのブログ、外国生活のいろいろに始まり非常に専門的な内容もあればお料理レシピもあるという、前々からジャンルのよくわからない存在だったと思うのですが、そもそも日記(ホームページ代わり)・覚書きのようなスタンスで始めたものだし、ジャンルがはっきりしたからってどうなの?という気もするので、いっそこのまま『なんでもあり』で続けようと思います。 というわけでテーマは多岐に渡り、専門用語なんかも避けられなくなりますが、一応ラベル付けはちゃんとします(努力します)から、読みたいとこだけ読んであとは遠慮なくすっ飛ばしちゃってください。 ゆる〜く気長にお付き合いいただけたら嬉しいです。

パリから

Image
無事に、とはちょっと言いづらいですが(まあいろいろあるものです)なんとかパリへ引っ越しました。 引っ越したと言っても期間限定滞在。それにまたジュネーヴと行ったり来たりのあまり落ち着かない生活になりそうです。 今度の住居はいままでの人生でいちばん広い部屋、そしていちばん都会にあり、建物を一歩出るとすぐセーヌ川、徒歩3分でサン・ルイ島というロケーション(これまた落ち着かない要因のひとつ)。 2年間のジュネーヴ生活ですっかり静かな生活に慣れてしまい、ちょっと人混みに出ただけでどっっっと疲労。到着から3日間、頭痛と熱っぽさに悩まされ新型インフルエンザ感染を本気で疑いました。どうしよう、こんな状態でやっていけるんでしょうかね…(^ ^;

帰ジュネーヴ、そしてまた引越

Image
長いことブログさぼっててすみません。            これはさるぼぼ 雨ばっかで災害も多かったけど日本の夏を満喫し、5日前に26時間かけてジュネーヴへ帰りました。 で、いまは5日後のパリへの引越準備でとっ散らかってます。パリは7ヶ月の期限付き滞在で、その間も月に1〜2回はこちらへ戻って来るし、荷物も半分以上は置いていくので余裕かと思いきや…そうでもないような。 あいかわらず根無し草の移動生活は続きます。

夏休み・帰国しました

Image
帰って参りました。 この数年、10日とか2週間とか(最短は6日)のとんぼ返り帰国が多く『今年の夏こそは絶対に長い休みを取ってやる!』と気合いを入れて(?)予定を空けたのです。張り切ってのんびりします! 和菓子の老舗がやっている喫茶ルームで。

北イタリア旅行 4 〜おまけ

Image
ヴェネツィア、ベルガモ、ミラノ…こうして振り返って写真を見ていると… 見てるだけで暑い!! 写真からどの程度伝わるかわかりませんが、実はものすごく暑かったんです。出発前に見た天気予報ではほとんど雨だったのに、結局毎日惜しみなく燦々と陽が降り注ぎ、外へ出て5分も歩くと日射病の危機。消耗しました。 というわけで旅行中にいちばんよく食べたのは… アイスクリーム。普段それほど取りたてて好きなものでもないのに、イタリアに来ると食べたくなる。これはしばらく前に日本上陸して話題になっていたGROM。 ミラノ風ピザ。ここのメニューは『ピッツァマルゲリータの普通サイズ』or『大きめサイズ』の2種類のみ。ものすごい勢いで店頭の窯で焼いてて、できたてがすぐテーブルへ運ばれてきます。ちなみにこの顔面サイズが『普通』の方…。 パリの街に定着しつつあるレンタサイクル『ヴェリブ』 ミラノにもありました。乗ってる人、結構見かけたかな。

北イタリア旅行 3 〜ミラノ

Image
ヴェネツィア→ベルガモ→…と来て、最後はミラノです。 地下鉄を降りて最初に目に入ってきた建築を見て『うわー、大きい!』と思ったら実はそれは側面、ほんの一部だったというドゥオモ(大聖堂)。正面にまわって見上げたら首が痛くなりました。 ガレリアを通り抜けると、スカラ座。 ジュネーヴの現代的なタイプとは違う、可愛い路面電車。 ミラノ中央駅。