2008/12/31

2008年最後のご挨拶

昨日、今日にまとめて12月分記事を駆け込み更新しました。
こんな調子ですが、来年もブログ続けていこうと思いますのでどうぞよろしく
m(_ _ )m


さよなら、ねずみ年。



それではみなさま、よいお年をお迎えください。

2008/12/25

Marché Noël@パリ



この年末年始は一時帰国しなかったので、クリスマスの3日間、ちょっとパリへ遊びに行ってきました。
毎年テーマ・デザイナーの違うシャンゼリゼ大通りのイルミネーション。凱旋門の反対側、コンコルド広場には純白の観覧車(←近づいてよく見ると”VIP”と書かれた黒いゴンドラが一機だけある!)そして初の試みとして今年は大通り両側の歩道にクリスマスマーケットが設置されています。







歩道のど真ん中にストーブ発見、思わず駆け寄る。←寒かった。。
賑やかで楽しかったし、去年行ったカルージュ(ジュネーヴの隣町)もこじんまりとしてて好きだけど、ドイツのクリスマスマーケットはもっとすごいらしい。一度行ってみたいなぁ。



*** おまけ ***

ジュネーヴ市内のあちこちで見かけたアノンス(三行広告のこと。公共の掲示板や電柱、壁などに『○○譲ります』『△△募集』など、条件・連絡先を書いた紙を貼る、物件探しなんかでも大活躍のシステム)に、こんなの見つけました。



『出張サンタします』

”もうクリスマス!””自然な白ひげ!”などのキャッチコピーとともに。あなたもぜひ、いかがですか?(笑)

2008/12/15

l'Escalade


12月はジュネーヴのお祭り、l'Escalade エスカラード があります。
もともとはこういう(英語版)(仏語版)ものなんですが、先週はそれにちなんだ市民マラソンも開催されて、音楽院の友達と『出ようよマラソン!』と冗談半分本気半分で話していたものの、気づいたら申込デッドラインを過ぎておりました…はい、期限・時間等きっちりしてます。なんてったってスイスですから。


その申し込みそびれた友人と一緒に旧市街へ繰り出し、パレード見学。仮装行列に加え、お祭の所以にちなんだ野菜スープの屋台や子供用特設ゲレンデなどがありとても楽しかったのですが、ちょっと笑えないくらい寒かったです。







*** Data ***


31e Course de l'escalade(エスカラード・マラソン)

2008/12/14

委嘱初演@イシハラホール


12月14日、ピアニスト井前典子さんが大阪イシハラホールで作品初演をしてくださいました。
どうしても都合がつかず伺うことができなかったのですが、おかげさまでご好評戴いたようで、よかったです。関係者の方々、ご来場くださった皆様、心よりありがとうございました。



以下、当日のプログラムに掲載された楽曲解説です。

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un autre "Regard" pour piano solo 
ピアノソロのための『もうひとつの“まなざし”』(オリヴィエ・メシアンへのオマージュ)

メシアンは『幼子イエスに注ぐ20のまなざし』の序文で全20曲、2時間強にも渡る大作を支える3つの循環主題;1.神の主題、2.星と十字架の主題、3.和音の主題について述べています。作曲者のカラーがはっきりと出ているこの主題を素材として、全く違う、自分なりの音響時空間を作ることはできないだろうか?ーこのアイデアを出発点に、大作曲家の懐を借りるつもりで作曲しました。
3つの主題はそれぞれ形を変え、組合わせられ、相互に影響を与え合いながら独自の形式で進行してゆきます。また、この素材の変形・発展に際しては、リサイタルの『メシアンの前後約50年の作品を取り上げる』というコンセプトに於いて自分の作品が“現代からのアプローチ”であることを考慮し、コンピュータ音楽制作システム(今回使用したのは作曲演算処理プログラム)も取り入れました。
生誕100年の今、遠く離れた国に生まれ異なる文化を持った孫弟子から敬意をこめて、もうひとつの“まなざし”をおくります。





*** Data ***


〜メシアン生誕100周年記念〜
井前典子ピアノ・リサイタル
メシアン、美しきその秘密

2008年12月14日(日)13:30開場 14:00開演
イシハラホール(大阪市)

<プログラム>
・横井佑未子:タイトル未定(委嘱新作初演)
・ドビュッシー:「映像」 第2集

・メシアン:「4つのリズムエチュード」より 

・メシアン:「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」より

・メシアン:世の終わりのための四重奏曲

2008/11/29

CME Inauguration



CME : Centre d'informatique Musicale et d'Electroacoustique de la Haute Ecole de Musique de Genève ジュネーヴ高等音楽院・情報音楽/電子音響センター の落成イベント、無事終了致しました。特に2日目の土曜日には思ったより大勢の人が足を運んでくださり、各スタジオでのデモンストレーションはもちろんのこと、夜のコンサートは立ち見(立ち聴き?)が出るほどの大盛況。



私が担当したオクトフォニー・スタジオ BS04(8つのスピーカーによる音響空間実験が可能)では、こちらでお知らせしていた『バーチャル楽器』のプレゼンに加え、もうひとりの学生がこのオクトフォニーシステムを使用した純粋電子音楽作品(生楽器なしの録音)を発表。ギャラリーの方々がみんな積極的で、質問・疑問、詳しい説明のリクエストがどんどん飛んできて、とても活発な『聴衆参加型プレゼン』になりました。正直、答えられないような難しいこと訊かれたらどうしよう…と内心穏やかでなかったのですが、大丈夫でした(ほっ)。


そしてコンサート終演後、お祝いのカクテルパーティーのようなものがあり、そのままいい気分で帰宅…できるのよいのですけどね、私たちは恒例の機材解体・後片付け。コンピュータ、サウンドカード、スピーカー、10mケーブルetc. どうしてこう重いものばかりなんでしょうか。エレクトロのイベント(機材搬入→解体)ごとに1キロ痩せます。(ただその後だいたいみんなで打ち上げに行っちゃうのでプラスマイナスゼロです。笑)



*** Data ***

Inauguration CME

Vendredi 28 & Samedi 29 Novembre
Visites et démonstrations dans les studios de la HEM
Permanence de 15h à 17h

Samedi 29 Novembre, 18h-
Uni-Mail, Auditorium du département de percussion
Concert-Film
Un Chien Andalou - M.Matalon
Tippeke - T. de Mey
Oeuvre d'étudiante

2008/11/27

Concert Info * 28-29/11/2008



























Inauguration CME

Vendredi 28 & Samedi 29 Novembre
Visites et démonstrations dans les studios de la HEM
Permanence de 15h à 17h

Samedi 29 Novembre, 18h-
Uni-Mail, Auditorium du département de percussion
Concert-Film
Un Chien Andalou - M.Matalon
Tippeke - T. de Mey
Oeuvre d'étudiante


ご近所(在ジュネーヴ)の方々にはBCCメールでお知らせ致しましたが、音楽院の一角にCME : Centre d'informatique Musicale et d'Electroacoustique de la Haute Ecole de Musique de Genève ジュネーヴ高等音楽院・情報音楽/電子音響センター という施設ができまして、というか、これまで学校の作曲科の教室、活動場所として使われていた電子関連のスタジオが一部リニューアルしただけで中の人間にとっては正直『電子音響センター?どこ?』みたいな感じなんですけど(オフレコ)、この週末に一応オフィシャルな落成式が行われます。
きっかけがないとなかなか入りづらい所ですし、土曜18時からは無声映画+演奏のフィルムコンサートもありますので、興味のある方はどうぞお気軽に!

私も29日(土)15〜17時のあいだ、昨年ジュネーヴで初演された"EN CHAINE" for Vibraphone, Harp, Vibrarp & Tape (2008) で使用した電子音響システムについて以下の内容でちょっとしたプレゼンをする予定です(15分程度のものを数回行います);

1. Qu'est-ce que c'est le MIDI? - MIDIってなに?
2. Comment gérér des infos MIDI? - MIDI情報、どうやって扱う?
3. Vibrarp - Instrument virtuel - Vibrarp バーチャル楽器を作る
4. Capter et analyser des dynamiques en temps réel - リアルタイムで音の強さを分析する
5. Simulations - シミュレーションしてみよう

2008/11/22

町井亜衣 フルートリサイタル















(クリックすると拡大します)


町井亜衣 フルートリサイタル

2008年12月21日(日)14時開演(13時30分開場)
ミュージション新江古田コンサートホール
全席自由¥2000



パリ留学時代からの友人であるフルーティスト・町井亜衣ちゃんが東京でリサイタルを開きます(共演のピアニスト、榑谷静香ちゃんともお友達です)。素敵なコンサートになること間違いなし!なので、お近くの方はぜひ。
(お問い合わせは以下にお願い致します)




***Data***

町井亜衣ホームページ
http://air.2-d.jp/a.m/

2008/11/09

井前典子さんからメッセージ

こちらでお知らせしている12月14日のリサイタルのピアニスト・井前典子さんから演奏会に関して一言メッセージを戴きました。

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2008年12月10日、フランスの現代作曲家オリヴィエ・メシアンは生誕100周年を迎えます。私はメシアンの美しいハーモニーと、血が騒ぐようなリズムが大好きです。今回は、そのメシアンの秘密を様々な角度から紐解くために、彼の作品と同時に、その前後約50年の作品も取り上げます。メシアンが多大な影響を受けたドビュッシー、逆にメシアンにインスピレーションを受けてこの曲を書いたというジュネーブで活躍中の作曲家・横井佑未子さん―。今回作曲新人賞を受賞されましたがメシアンのまなざし、横井さんによるもう一つのなまざし、それぞれのカラーを 存分に感じていただけるように演奏するのが目標です。
後半の『世の終わりのための四重奏曲』は、第二次世界大戦中、メシアンがポーランドのゲルリッツ収容所に捕虜として収容された時に書かれ、そこで偶然出会った音楽家たちと演奏するために作曲された特異な室内楽作品です。風変わりなタイトルの裏には永遠の安息への願いとキリスト賛歌が込められています。
メシアンを中心に、過去から未来の大きなアーチをどう表現するか、物凄く難題であり楽しみでもあります。メシアン解体、皆様是非いらしてください。

井前典子

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2008/11/07

Concert Info * 14/12/2008

〜メシアン生誕100周年記念〜
井前典子ピアノ・リサイタル

メシアン、美しきその秘密

2008年12月14日(日)13:30開場 14:00開演
イシハラホール(大阪市)
前売¥2500 当日¥3000 学生¥1500





<プログラム>
・横井佑未子:タイトル未定(委嘱新作初演)
・ドビュッシー:「映像」 第2集

・メシアン:「4つのリズムエチュード」より 火の島Ⅰ、Ⅱ

・メシアン:「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」より

        XIV 天使のまなざし

        XI 聖母の初聖体

        X 喜びの聖霊のまなざし

・メシアン:世の終わりのための四重奏曲


<出演>
井前典子、ピアノ
井前慶子、ヴァイオリン
上田浩子、クラリネット 
金子鈴太郎、チェロ


お問い合せ:大阪コンサート協会 06-6762-2204
イシハラホールチケットセンター 06-6444-5875




***Data***

イシハラホール
http://www.ishihara-hall.co.jp/
大阪市西区江戸堀1-3-15 新石原ビル

2008/10/24

現音作曲新人賞

遅くなりましたが…お知らせします。
このたび第25回現音作曲新人賞受賞しました。

http://www.jscm.net/

素晴らしい演奏をしていただき、それをたくさんの方が聴きに来てくださり、作曲家冥利に尽きるとはこのことです。
お世話になったみなさんに『ありがとうございます』。

以下、受賞後に現代音楽協会公式ウェブサイトに掲載された記事です。

***

誰かに何かを伝えようとするとき、自分の頭の中をそのまま相手に見せることができたらどんなにいいか、と思うことがあります。
…が、そういうわけにもいかないので『出力』の際になんらかの方法をとります。よく知っている相手の場合はいいのですが、そうでない場合や不特定多数に向かってこの『出力』を行うとなると、その方法をよく考えなければいけません。相手は自分が話す言葉を理解してくれるか、簡略化・単純化されたサインや記号を自分と同じように解釈してくれるか。
私が願うのは、作り手のひとりごとではなく聴き手との対話が得られるような音楽です。伝えたいこと、共有したいことがあって、それを出力するわけですから、一方的にしゃべるばかりでなく聴き手にも何かを受け取り、感じ取ってほしい。そしてその共有の場はある一定の知識・経験をもった人々に限定されるものでなく、なるべく広く、多くの人に対して開いたものであってほしい。
それを実現するためにずっと模索してきたことがようやく小さな実を結んだなら、とても嬉しく思います。

素晴らしい演奏で作品に息を吹き込んでくださった藤原さんと甲斐さん、主催者である現音の皆様、先生方、家族、友人たち、そしてあの場・あの時間を共有してくださったすべての方に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。




***Data***

2008年10月17日(金)18:30開場 19:00開演
東京オペラシティリサイタルホール

横井佑未子/act III for 2 violas(2007-2008/初演)
藤原歌花・甲斐史子(ヴィオラ)

2008/10/20

日本滞在@松本













今回の帰国の目的はコンクール。スイスは(もちろん日本も)通常授業期間中でそうそうのんびりするわけにもいかなかったのですが、それでも普段よりちょっとのんびりしました。

というわけで、ひさびさ(数えてみたら5、6年ぶり)に小学校3年〜高校卒業までを過ごした長野県松本市を訪れることに。
まず到着してすぐ、驚いたのが駅。自動改札になってる!(でもSuicaは使えない。笑)駅ビルもすっかりリニューアル。
ただ、ちょっと駅から離れると、住んでいた頃の雰囲気がそのまま残っていました。街を歩いていると、顔を覚えていた薬局のおじさんがひょいっとお店から出てきたり、子供の頃にかよっていた書道教室の看板がちゃんと点灯していたり…懐かしいというより、タイムスリップしてしまったような不思議な気持ちでした。

写真はサイトウキネンフェスティバルのメイン会場のひとつでもある『まつもと市民芸術館』。私が高校生の頃、吹奏楽部の定期演奏会はここ(改装前、当時は『市民会館』)だったのですが、いまやあのレトロな赤いビニール張りの座席なんて跡形もなく、立派になったねぇ。。
ちなみに道路を挟んでほぼ向かい側は草間彌生のインスタレーションがどーんと置かれた松本市美術館です。残念ながら休館日だったので中は見てません。次の機会にぜひ。



***Data***

まつもと市民芸術館
http://www.mpac.jp/

松本市美術館
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/artmuse/index.html

2008/10/18

やさしいフェンス

現音コンクールのための東京滞在中、泊まっていたところから最寄駅までの道でちょっと素敵なものに出会いました。

フェンスが…


枝が伸びるのを妨げないようになっています。しかも1カ所だけじゃなくて



このように点々と。


(^ ^

2008/09/21

Concert Info * 17/10/2008

<現音・秋の音楽展2008>

第25回現音作曲新人賞本選会

2008年10月17日(金)18:30開場 19:00開演
東京オペラシティリサイタルホール(京王新線初台駅直結) 
全自由席 ¥2000



[1]秋元美由紀/Catalyst~連鎖(2008/初演)
鈴木生子(クラリネット) 片岡詩乃(ハープ) 甲斐史子・竹内 弦(ヴァイオリン)

[2]成宮北斗/多重帰属 Ⅰa(2008/初演)
竹内 弦(ヴァイオリン)

[3]横井佑未子/act III for 2 violas(2007-2008/初演)
藤原歌花・甲斐史子(ヴィオラ)

[4]谷地村博人/Julia(2008/初演)
片岡詩乃(ハープ) 飯野明日香(ピアノ)

[5]中村 絢/水紋(2007/初演)
菊地秀夫・鈴木生子(クラリネット) 甲斐史子 (ヴァイオリン) 藤原歌花(ヴィオラ)
多井智紀 (チェロ) 夏田昌和(指揮)


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現代音楽協会主催の作曲コンクールに出演(…って私が演奏するわけではないので、出品?)します。
お近くの方、足をお運びいただけたら幸いです。
お問い合わせはメールorお電話で。お待ちしています!


***Data***

現代音楽協会公式サイト

2008/09/14

WALL・E

パリ滞在中、『トイストーリー』『NEMO』などの作品を生みだしているピクサーの新作を観てきました。子供向けかと思いきや、いいです。たまにはこういうピュアなものも取り込まないとダメな大人になりそうだし(笑)
上映時刻と場所をネット検索していたとき、一応VO(オリジナルバージョン)かVF(フランス語吹替)かも調べていったのですけど、どっちでもいい感じでした。というのはセリフらしきセリフがほぼ皆無だから。


ちなみにこの日は大手シネコンUGCが『Rentrée du cinéma 映画館の新学期』というキャンペーン中で、どこでもどの映画でも大人でも子供でもなんと全て3,5ユーロ(約500円)で入場できてビックリ。さすがフランス!


観る前、食事の時間が微妙だったので映画館の近くでファラフェルのサンドイッチを買いました。ファラフェルというのはひよこ豆ベースの揚げ物で、ピタパンにたっぷりの野菜を一緒に挟んでヨーグルトソースで食べる〜料理。ケバブのスタンドのようにあちこちに屋台や小さなお店が出ててパリでもジュネーヴでも見かけますが、考えてみたら食べるの初めてでした。通っていたパリ音楽院の近くにもおいしいお店があるらしい。

観た後、いい気分・いいお天気で界隈を散歩していると、日本にも支店がある高級総菜・パン・洋菓子店 Gérard Mulot をうっかり通りかかってしまい…
(ってすみません。うっかりじゃなく確信犯です)


ショーケースの前で迷いに迷って私が選んだのは、ホワイトチョコと果物のジュレ、サブレ生地のケーキ。それから外側カリカリの食感を保ちつつ中身はずっしりのマカロンも味見させてもらいました。おいしかったです。
ここ、バゲットやクロワッサンなどパン屋さん基本アイテムもおすすめ。



***Data***

UGC

Gérard Mulot
Saint Germain店
76, rue de Seine / 2, rue Lobineau 75006 Paris
Tel : 01 43 26 85 77

2008/09/12

Ty Breiz


パリ15区、モンパルナス駅の裏手にあるクレープ屋さん。
日本のイメージで”クレープ”はお菓子だと思いますが、フランスではハム、チーズ、たまごなどを挟んでしっかり食事になるようなそば粉のクレープ”ガレット”があります。
だいたいいつも決まったお店に行っていたので(そこは茄子のピュレのガレットが絶品)たまには違うところにしようと思い、訪れたのがここ、Ty Breizです。
2〜3年前に一度挑戦して、今回もまた『食事にはいつものお店のほうが上』というのが正直な感想。じゃあなぜこっちへ来たのか?


↑これです。
塩味のガレットではなく、デザートに食べる小麦粉のクレープ(日本のものに近い)の、特にChocolat maison 自家製チョコレート。このおいしさを文章にするのは無理です。ごめんなさい。どれだけのチョコレート、そしてバターが使われているのか、カロリーを想像すると恐ろしくて卒倒しそうですが、その犠牲を払う価値ありと思えます。



***Data***

Ty Breiz
52, Bd Vaugirard 75015 Paris
Tel : 01 43 20 83 72

2008/09/04

Hilary HAHN / OSR

2008/09/04 20:00-
Victoria Hall

Orchestre de la Suisse Romande
Gilbert Varga, direction
Hilary Hahn, violon

L.Spohr : Concerto pour violon N° 8 en la mineur op. 47
L.v.Beethoven : Symphonie N° 8 en fa majeur op. 93
P.I.Tchaïkovski : Concerto pour violon en ré majeur op. 35



若手演奏家として名を馳せているヒラリー・ハーン、OSR(スイスロマンド交響楽団)とコンチェルト。
生で聴くのは初めてですが、とってもやわらかい音色。ふわふわした綿みたいな感じというよりは、もっとちゃんと掴めるやわらかさ、みたいな…(何の話をしているんでしょうか私)。前半シュポーアはいまいち乗り切れてなくて、フレーズの途中で発音がごにょごにょと不明瞭な危うい箇所があったものの、チャイコフスキーでは思いっきり楽器が鳴ってました。オケとの呼吸も合っていたし。はー、いいもの聴いた。満足!

ソリスト目当てで行ったコンサートでしたが、ベートーヴェンの8番もよかった。ベートーヴェンて、いくら室内楽に秀作がたくさんあると言っても、やっぱりオーケストラ作曲家だと思う。うまいなぁ。なんでこんな素晴らしい曲を書けちゃうんだろう。

本日チャイコフスキーとベートーヴェンでは管楽器奏者たちが大活躍。クラリネットのソロが聴こえてきて、『ああ、いい音〜』とステージに目をやると、以前2回ほどお仕事をご一緒したことのある指揮者のブノワさんでした。そうか、この人の本業はOSRのクラリネット奏者だったっけ。



***Data***

Orchestre de la Suisse Romande(スイスロマンド交響楽団)公式サイト

HILARIY HAHN.com(ヒラリー・ハーン)
*写真だとツンとすましてる印象あるけどとっても可愛かったです、彼女。

2008/08/30

かけこみで…

気づけば8月も終わり!気づけば今月まだ一度もブログの更新をしていない!
気づけばデスクトップには編集途中の『ブログ用写真』が山積み…
夏休み最後の日にたまった宿題を慌てて片付けるかのようですが、数日分まとめてアップしました。


こちらはもうそろそろ新学期です。

2008/08/16

Bar à Chocolat


チョコレートネタが続いて、なんか音楽家のブログだということを忘れてしまいそう…
ジュネーヴ音楽院の近くのお気に入りのカフェ Gilles Desplanches。ここはショコラ系のケーキがおいしくて、お昼時には食事もできる喫茶スペースがメインとなっていますが、もうひとつの入口からはいったところに Bar à Chocolat チョコレート・バーと呼ばれる一角があります。チョコレートドリンクの専門店としていろんなフレーバーやリキュール、スパイスを使った個性的なものが味わえます。寒い時期に数回来てホットは3種類くらい試したので、今回はアイスに挑戦。

毎回、目から鱗が落ちるような新しい味に出会えるお店(なんて、大げさ?)




***Data***
Gilles Desplanchesサイト

2008/08/14

Annecy 2 〜 お店メモ

今回改めて『フランスってやっぱり美食の国だ〜』と思いました。ジュネーヴにいてもそれなりにおいしいものはあるけど、フランスのあの食に対するあくなき情熱には負けている気が…
さらにアヌシーはパリに比べると物価もちょっと低いかな?という印象。
まずお昼ごはんを食べに入ったお店はここ



Chez Mamie Lise
11, rue Grenette 74000 Annecy
Tel / Fax : 04 50 45 41 18
www.mamie-lise.com

サヴォア地方のチーズを使った伝統料理が揃っていて、プレゼンテーションも綺麗。(写真は前菜に取ったルブロションチーズのトースト、はちみつがけ)
なぜか店員はゲイらしき男性ばかりでしたがサービスの質はとてもよかったです。


お城に向かう坂道のふもとにあったブーランジュリー・パティスリー。バゲットとクッキーを買って帰りました。それから


B.Mayer
4, Place Saint-François 74000 Annecy
Tel : 04 50 45 12 08

チョコレートはスイスの方が上かもしれないと思いつつ、つい誘われるがままに入店(苦笑)。トリュフチョコレート、量り売りのナッツやドライフルーツが入ったチョコレートのカタマリ、子供向けのキャンディバーのようなスティック付きチョコetc. etc.…板チョコに至ってはカカオの生産地ごと・カカオのパーセンテージごとに30種類近くがずらり!選ぶのにも一苦労…
ビター好きとしては定番の『70%+カカオフェーヴ入り』おみやげ用に『70%コスタリカ産カカオ』を購入。あとはチャレンジャー精神を発揮して『カカオ100%』というのも味見しました。甘くないです。どちらかというと、これはスパイス?たくさんは食べられないけど、でも味わってるとおいしさがじわじわ。。クセになりそうでした。

Annecy 1 〜 街の様子


フランスの街、アヌシーへ遊びに行ってきました。
ジュネーヴからは毎日数本のバスが出ていて、1時間半くらいで着きます。なので余裕で日帰り。

山道に揺られて車酔いしたため、到着直後こそ『え…これから観光?とりあえずちょっとカフェでも入って休みたい…』と弱気になりましたが、地図をもらいに観光局に向かう道をゆったり歩いているうちに、こじんまりとして可愛らしい街の雰囲気が伝わってきて、徐々に回復。



アヌシーには湖ありお城あり、街並も素敵です。思いっきり『観光地!』という感じがするのに、規模が大き過ぎないせいか心地よくまとまっています。博物館やお城の見学をして、お天気がよければボートや遊覧船に乗って、おいしいもの食べて…シャッターを押したくなるような撮影スポットもいっぱい。



(ねこ)

ジュネーヴにしばらく滞在する方にはぜひおすすめのお出かけ先です。

2008/08/10

バーバラ・ボニー

2008/08/10 20:30-
Cour de l'Hôtel de Ville

Barbara BONNEY, soprano
Xavier DE MAISTRE, harpe

F.Schubert / E.Parish-Alvars / R.Shumann / G.Fauré / R.Strauss


ニュージャージー生まれのソプラノ歌手。サイトウキネンフェスティバル関係の演奏会なんかで来日しているので、日本でもよく知られていると思います。
ジュネーヴ祭とは別に Musique en Eté Festival 夏の音楽フェスティバルというのが開かれていて、その一環。いかにも夏の音楽祭らしく、会場は旧市街にある市庁舎の中庭でした。

前半にしっかりしたドイツ・リート、休憩を挟んで後半にフォーレ、シュトラウスの近代歌曲、という構成。素敵でした。特に前半。溜息が出ました。

このリサイタルで特筆すべきは、伴奏が通常の歌曲リサイタルのようにピアノではなく、ハープだったということ。少し編曲していたみたいですが、それでも楽器の機能上ハープでピアノと同じことをするってとても大変なんです。恐ろしいまでのテクニック。音響のこと考えると野外でなく屋内だったらもっとよかったかも…。

そしてさらに驚くべきは、このハープ奏者が男性だったことです!なぜだかわかりませんがハープって女の園の場合がほとんどで、これまで国立音大→パリ音楽院→ジュネーヴ音楽院と巡ってきて、どこのハープ科にも男子は皆無。プロのオーケストラでほんの1、2回見かけたくらいだったので心底びっくりでした。



***Data***

MUSIQUE EN ETE FESTIVAL 公式サイト

Fêtes de Genève 2008


8月1日のスイス建国記念日を挟んで、7月31日から8月10日までジュネーヴ祭というお祭りが開かれました。
毎年『テーマ都市』なるものがあるようで、今年はそれがモスクワ。あー、憧れの街です。いつか絶対に行きたい。


期間中はジャズ、ロック、クラシック、ポップスなど多ジャンルの野外コンサート、移動遊園地、カヌーレース、パラグライダーのデモンストレーション、レマン湖で行われる盛大な花火etc. etc.…で、実を言うとこれらほとんど、事情があって参加できなかったんですが(花火観たかった。泣)、唯一楽しめたのがこちら



Course des serveuses et garçon de café カフェのギャルソンレースです。
仕事着で、トレイにいろんな種類の飲物を載せてそれをこぼさないように1800mを颯爽と早歩き(走ると減点らしい。確かにお店では走らないものね)。パリのサンジェルマン大通りでこういうイベントをやっているって聞いたことがありましたがここジュネーヴでも見られるとは。

日差しが強く、ものすごく暑い日だったのでみなさん汗だくでした。おつかれさま。



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ジュネーヴ祭公式サイト

2008/07/22

La Villette 3 〜 Cinéma en plein air 2008




まだ続きますパリ・ヴィレット公園。



7月15日から8月17日の約一ヶ月間に渡って野外シネマ・フェスティバルが開催されております。
(去年までずっと無料の催しだったようですが、今年から入場料として2ユーロ必要になりました)




会場についてみると…あれ、スクリーンは?どこ??
開演は『à la tombée de la nuit 日没時』と書かれているだけで正確な時刻は伝えられておらず、だいたい22時過ぎを目安に行ったのですが、
前方の芝生に広がっていた巨大なビニールプールみたいなのに空気が入り、それがむくむくと起き上がってきて、
あら不思議。即席スクリーンの完成!
正直こんなので大丈夫なのか半信半疑でしたが、ばっちり字幕までクリアです。

近くに滞在していたので、日曜と火曜の2回;E. Lubitsch監督の『Ange 天使』とソフィア・コッポラの『Lost in translation ロスト・イン・トランスレーション』を観ました。『ロスト…』はすでに観たことがあり、でも当時の仏語理解度でスルーしてしまったジョークが掴めたりして楽しかったし、『天使』の方はと言えば、もう素晴らしいの一言に尽きます。こういう品のある映画、最近少ないんじゃないでしょうか?なんでだろう。

みんな思い思いにピクニックシートを広げ、サンドイッチやチーズ、飲物持参で映画館とは一味違う夏の楽しみを満喫。ただ日曜は昼間でも気温が上がらず、日没後…ものすごく寒くて、厚着して行ったにもかかわらず上演開始時にはすでに震えるほど(苦笑)。折り畳みチェアと毛布のレンタルが大人気でした。



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Cinéma en plein air 2008 公式サイト(仏語)

2008/07/20

La Villette 2 〜 草間彌生展


前回の記事に引き続き、ヴィレット公園内の催し。

長野県松本市生まれの芸術家・草間彌生(1929 - )によるインスタレーション作品展『水玉強迫 - 水玉になった愛』。日本にいた頃からメディアを通していくつか作品を観る機会があり、出身地である松本市に住んでいたこともあるので、なんとなくいつも頭に残っていたのですが…
ちょっと、怖かったのです。当時の私がまだ子供だったせいもあるのでしょうが、モチーフの“水玉”は可愛らしい類のものではなく『空間だけでなく観客をものみこんでしまう』ような『幻想で気で不安感をいだかせる世界』であり、制作者自身にとっても『水玉模様とは、果てしなく増殖して周囲の環境や彼女自身を覆いつくしてしまうという幼少期の幻覚にあらわれたテーマ』である、と。(『』内は展覧会パンフレットより抜粋)

典型的日本人のイメージからは恐らくかけ離れていたのでしょう、見学に来ていたフランス人(たぶん他の国の人々も)みんな一様に不思議そうな顔でした。会場内では作品に触れることができ、いくつかの水玉の中に入れるようにもなっています。映像スペースもありましたが、入口に『お子様には刺激の強いシーンがありますのでご注意ください』と但し書きが。大人のはずの私でもちょっと刺激強かったのでご注意ください。



***Data***

Yayoi KUSAMA : Dots Obsession(水玉強迫 - 水玉になった愛)
会期:2008年7月11日〜8月17日 14時〜22時 月曜閉館
会場:Villette/Grande Hall
入場無料