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Showing posts from January, 2008

Portrait M.LINDBERG

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2008/01/29 20:00- RADIO, Studio E-Ansermet Ensemble Contrechamps Magnus LINDBERG ; Zona pour violoncelle et 7 instruments Arena II pour ensemble Violin Concerto pour violon et ensemble フィンランド出身の作曲家マグヌス・リンドベルイ(1958-)のアンサンブルコントルシャンによる個展。武満作曲賞の審査委員長として数年前に来日しているこの御方、自分でピアノも弾くし指揮もしちゃう。というわけで超多忙…実はうちの学校でゼミが予定されていたのですが、どうにも時間がなくて中止に。直接話を聞いてみたいと思っていたので残念。でも前日にリハーサル見学させてもらえました。 今回のプログラムは Zona が1983-90、Arena II が1996、そして Violin Concerto は2006年と、作曲年代にだいたい10年単位の開きがあります。 そしてこの作曲家、知っている人の間ではとてもよく知られていること(ん?なにか変?この言い回し)なのですが、年代ごとに作風が大きく変わっているのです。こうして3曲続けて聴くと、実に、手に取るようにわかりました。 興味がある方は、Kraft (1985) とこのViolin Concerto を聴き比べていただくと、あっ成程と納得できるかと思います。

ポルトガル旅行 5 〜おいしかったもの

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お待たせしました。食べもの編。 早朝リスボンに着いて、ひとまず空港から市街に移動してから最初に入ったカフェで、ガラオン(グラスに入ったあったかいカフェオレ)とPastel de nata=日本で『エッグタルト』として親しまれてるお菓子。 滞在中にいくつか試したお菓子、フランスのパティスリーみたいにおしゃれではないものの、どれも素朴でおいしかった〜。 宿泊先のそばにあったレストラン…というより『食堂』って雰囲気のお店。 時間も中途半端で、そこまで期待せずに入ったのですが、安くてボリュームがあって味も良い! 奥がエビのリゾット、手前が焼イワシ(1人前で4尾。初めてお目にかかるような巨大イワシ)。 街中のエレベーター を上がったところにあるカフェで。 ギターをかき鳴らし歌い続けしゃべり続けるおじさんがいました。楽しくてよかったけど、あの距離感でアンプはいらないと思うな。。 こちらは中心地区のにぎやかなレストラン街の一軒。サービス係はポルトガル語スペイン語英語に加えてフランス語も少し話す親切なおじさん。 魚介のリゾットと、おすすめだという鱈のオリーブオイルソテーを頼みました。(お米とお魚から離れられない私はやっぱり日本人。) 最初に行ったとこよりもおいしかったかも。値段も少し高めだったけど。まぁ、高めと言ってもパリやジュネーヴと比べたら天国です。リゾットなんか1人前なのに鍋でどーんと出てきて(我が家の感覚だともうこれで4人分くらい)8.5ユーロ。 あと、食事のときには赤でも白でもロゼでもないVino Verde=緑ワイン(?)という、白に近いスパークリングワインを試してみたところ、すっきりしててお魚にもよく合っててGOOD!特にここで飲んだのはおいしかったです。 というわけで、飲みそびれたポルト酒はお持ち帰り。 甘いのにしつこくない。やばい、気に入っちゃった…。

ポルトガル旅行 4 〜おもしろかったもの

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リスボンの街で見かけたおもしろいもの、いきます。 のっけから空港で衝撃的な出会い。 ちょっと画像暗いですが、よーく見てください…お店の名前 expresso の下に café sushi …コーヒーと、寿司?! キオスクに群がって新聞を立ち読みする人々。 しばらく観察してたら、こう、集まってくるんですよ。人が。 メトロの入口→普通。 メトロの出口→すべて非常口に直結?? 日本から直輸入と思われる証明写真機。 正面にまわるとポルトガル語でFOTOSって書かれてるけど、その横には確かに『2』と。 日本語では『1分間証明写真』だったはずが2分に延長されています。

ポルトガル旅行 3 〜シントラ・ロカ岬

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オペラの翌日は、リスボン市内観光もそこそこに郊外電車に40分揺られてシントラを目指しました。 詩人バイロンが『エデンの園』と称賛したという古く美しい街で、ここにある王宮とペナ宮殿はユネスコの世界遺産にも登録されています。 …が! シントラの観光もそこそこに、さらに地元バスに乗り恐ろしい急カーブの山道を猛スピードで駆け抜けること40分(恐怖と乗物酔いでふらふら) ようやく辿り着いたのがここ、Cabo da Roca ロカ岬。 ユーラシア大陸最西端の地です。東の果て(←日本。笑)からやってきた自分としては、どうしても訪れたかった。 写真上の碑には ''Aqui... onde a Terra se Acaba e o Mar Comeca(ここに地終わり海始まる)'' ポルトガル詩人カモンエスの叙事詩の一節が刻まれています。 もうもう、とにかく感動的な絶景!足下に細心の注意を払いつつ、岬の先の先…西の端まで行って、遠くに広がる水平線を眺めていたら『そっか、地球ってまるいんだよな』なんて急に納得がいったような気持ちになったのでした。

ポルトガル旅行 2 〜リスボン

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オペラが第一目的であまり時間に余裕はなかったのですが、もちろん観光も! ポルトガル上陸は初めて。 ジュネーヴから早朝のフライトで約2時間半、リスボン空港に降り立ちました。実は…飛行機予約したときにフライト予定を見比べて「なんで行きは7時に出発して8時半に着くのに、帰りは9時20分発の12時50分着なんて時間かかるの?どこか遠回りでもするわけ??」などと疑問でいっぱいだったのですが…。 よかったです。行く前に気づいて。ポルトガルとスイスでは1時間の時差がありました。うわ〜、西ヨーロッパ一帯はイギリス以外みんな同じだと思ってた!恥ずかしい〜! リスボンは坂の多い街です。多いどころか、坂だらけ。 そのため(実用)なのか観光のためなのか、街中に突然エレベーターが登場(写真中)。展望台のようにただ登って景色を観て降りてくる人もいれば、歩道橋のようなものとつながっていて、坂道や階段を上る代わりにまさにエレベーターとして利用している人も。市内バス・市電の一日券で乗れました(写真下は到着階から見える夜景)。 写真上は壁に突起がたくさんある『くちばしの家』。

ポルトガル旅行 1 〜オペラ

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2008/01/25 20:00- Teatro Nac. Sao Carlos (Lisboa) Nunes : Das Märchen パリを拠点に活動しているポルトガル人作曲家、Emmanuel NUNES (1941-) の新作オペラを観にリスボンまで行ってきました。 3日間ある公演の、それも初日。 作曲家が5年を費やして完成させたこのオペラ『メルヘン』は2幕で4時間に及ぶ超大作。開演が20時、休憩が60分入って、終演は日付が変わった午前1時過ぎ。ワーグナー級です。 台本はゲーテからの引用なのでドイツ語歌唱+ポルトガル語字幕。一応おおざっぱにストーリーの流れを把握しておいたつもりでしたが、途中で何度か『ここはどこ私は誰』状態に。。 でも演出で視覚的に楽しめたし、なによりこの長丁場を支える音楽が素晴らしい。パリでのコンサートや昨秋ストラスブールのFestival MusicaなどでNunesの作品を聞く機会が多数ありましたが、音楽的にとても好きな作曲家のひとりです。 このオペラの、というかこの作曲家のほとんどの作品で電子音響エンジニアとしてコンビを組んでいるのは、ジュネーヴ音楽院の電子音楽クラスの先生。知ってはいたものの、現地で会うとなんだか不思議な感じ…今日は授業ないですよね?みたいな(笑) 他にもパリ音楽院時代の友人や、見覚えのある顔と何度か擦れ違いました。 ***Data*** Teatro Nac. Sao Carlos

日本滞在中 4 〜呼福庵@国立

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国立にある和食懐石のお店。お昼の松花堂弁当を戴いてきました。 味はもちろんのこと、見た目の美しさにうっとり…量もちょうどよい。パリにもジュネーヴにもおいしいレストランはたくさんあるけれど、値段高くて食べきれないほどに量が多くていつも『半分を半額で出してくれればいいのに』なんて思います。まあ、ほぼ自炊生活で外食は滅多にしませんが。 帰り、国立駅の線路の反対側へ行くのに、普段は回り道をするところ、駅構内を通れると聞いて早速チャレンジ。窓口でその旨伝えると写真にあるような『通行証』をくれます。それを手に構内通過。反対側の窓口で駅員さんに返して、おしまい。2分くらい近道になったかな(笑)

日本滞在中 3 〜名古屋

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Uターンラッシュで交通機関がごった返す中、日帰りで名古屋へ。 最近知り合った人からは私は東京都出身、大学以前に知り合った人からは長野県出身だと思われているようですが、どちらでもありません。戸籍上の本籍地は愛知県名古屋市になります。ただややこしいことに、出生地は母方の実家がある福井県だったり、当時私の家族が実際に住んでいたのは千葉県だったりするんですけど…要するに『本籍愛知、現住所千葉だけど福井の病院で生まれ、その後愛知で幼少期を過ごし、小3から高校卒業まで長野で育ち、大学入学を機に上京』ってことなんですけど、全然『要するに』になってないので、ええと、もうなんでもいいです…(しかも大学在学中に2回引っ越し→その後渡仏→パリでも1回引っ越し→ジュネーヴに移住、とまだ続きます。引越魔だったベートーヴェンにも迫る勢い) 名古屋には父方の親戚のほとんどが住んでいて、今回は先月手術を受けた伯父のお見舞い。 何年も会っていなかった伯父や伯母たちにしっかり驚かれてきました。 街の様子もだいぶ変わっていて、新幹線を降りるとまずセントラルタワーズという双子の駅ビル、駅を出ると建設中の東京モード学園新校舎(写真1枚目)、と同時になくなってしまったものもたくさん。待ち合わせの目印としても利用されているナナちゃん(写真2枚目、彼女は季節に合わせて着替えます)は健在でしたが、名古屋名物の味噌煮込みうどん(写真3枚目)のお店はバスターミナルの傍にあった支店が姿を消していて、べつの店舗へ。でも味は…同じかな。おいしかったです。 子供の頃よく両親に連れて行ってもらった白川公園の前を通りかかったら、プラネタリウムのドームが記憶よりもずいぶん小さく見えました。

日本滞在中 2 〜吉祥寺

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東京の実家からわりと近くて好きな街のひとつに吉祥寺があります。 デパートでだいたいのものは揃うし、メインストリートから一本入った路地や商店街のちいさいお店を見てまわるのがなんとも楽しい。 今日は年始休みで戻ってきていた兄と、めずらしく二人で出かけました。 前回の一時帰国のときすでにオープンしていたけれど来るのは初めてのヨド○シカメラ、広い!午前中なのでわりと空いていました。以前はどれもこれも同じに見えていたケーブルやスピーカーの類、ジュネーヴ音楽院に通いだしてから電子音楽の勉強始めたおかげで多少様子がわかるように。ついでにMacのコーナーにもふらりと立ち寄り(1年前からMacユーザーです)。日本語表示のMacをこんなに何台もいっぺんに見たことなかったかも(笑)。そういえばときどき『女の子をこういうところに連れてくると退屈する』とか聞きますが、私は電気屋さんかなり好きです。ついでに私の親友(女)も。なので待ち合わせには絶好。 もう一枚の写真はそのあと買物したLOFTにあったティーポットとカップのセット。だんご三兄弟??

日本滞在中 1 〜謹賀新年

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みなさま、あけましておめでとうございます。 急な予定が入ったため年の瀬ぎりぎり、まさに大晦日の朝に成田着というすべり込み帰国をしまして、実は現在東京にいます。帰らないつもりだったので本当にバタバタして、嵐のような年末でした。そしてそれが一転して、昨日、今日は実家で静かで落ち着いたお正月を過ごしております。初日にがんばった成果が出て時差ボケもすでにほぼ解消。 さっき、ご近所の小さな神社で初詣してきました。 2008年がよい一年になりますように!