Séminaire - B.Ferneyhough /Ph.Albéra @CNSMDP

本日(土曜)はパリ高等音楽院作曲学科が企画・定期開催しているゼミに潜入(っていうか普通に一般入場可です)。
毎回作曲家をひとり、そして音楽学者をひとり招待して、前半は音楽学者の方がその作曲家について話し、後半は作曲家自身が自分の音楽について話すというもので、今年で5年目になるそうです。一般入場可と言えどもそれほど大々的に宣伝しているわけでもないのに、教室はほぼ満員。

イギリス人作曲家・B.ファーニホウについては後日また書くことにして。このゼミに参加したのは作曲家の生の声だけでなく、音楽学者の話も聴きたかったのです。
Ph.アルベラ氏はEnsemble Contrechampsの創設者であり、ジュネーヴ高等音楽院の教授。昨年度修士1年の選択ゼミで彼のクラスを履修していて、毎回とても楽しみにしていました。ドラえもんの四次元ポケットを思わせる無限の知識、難しい専門用語に偏らない話術、そしてなにより、攻撃的な批判抜きでの批評(例えば、YesとNoに分かれたディスカッションを、ポジティブな面のみで『どっちもありかも…』と両派同時に納得させてしまうような説明をしてくれる)そんなすごい先生、です。
講演・ゼミなど聴くたびに、100分の1でいいからあんなふうに話ができるようになりたい、と切に思います。

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