ポルトガル旅行 1 〜オペラ


2008/01/25 20:00-
Teatro Nac. Sao Carlos (Lisboa)

Nunes : Das Märchen



パリを拠点に活動しているポルトガル人作曲家、Emmanuel NUNES (1941-) の新作オペラを観にリスボンまで行ってきました。
3日間ある公演の、それも初日。

作曲家が5年を費やして完成させたこのオペラ『メルヘン』は2幕で4時間に及ぶ超大作。開演が20時、休憩が60分入って、終演は日付が変わった午前1時過ぎ。ワーグナー級です。
台本はゲーテからの引用なのでドイツ語歌唱+ポルトガル語字幕。一応おおざっぱにストーリーの流れを把握しておいたつもりでしたが、途中で何度か『ここはどこ私は誰』状態に。。
でも演出で視覚的に楽しめたし、なによりこの長丁場を支える音楽が素晴らしい。パリでのコンサートや昨秋ストラスブールのFestival MusicaなどでNunesの作品を聞く機会が多数ありましたが、音楽的にとても好きな作曲家のひとりです。

このオペラの、というかこの作曲家のほとんどの作品で電子音響エンジニアとしてコンビを組んでいるのは、ジュネーヴ音楽院の電子音楽クラスの先生。知ってはいたものの、現地で会うとなんだか不思議な感じ…今日は授業ないですよね?みたいな(笑)
他にもパリ音楽院時代の友人や、見覚えのある顔と何度か擦れ違いました。



***Data***

Teatro Nac. Sao Carlos

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