新しい声 Voix Nouvelles@Royaumont



Du 5 au 24 septembre, je participe à la formation professionnelle Voix Nouvelles de la Fondation Royaumont, dirigée par B.Ferneyhough (1943- Angleterre), M.André (1964- France) et H.Parra (1976- Espagne).

Ici il y a un "calme total" comme environment ... sauf dans ma tête où il y avait un "chaos total" en finissant la pièce ( ...bon, quand même c'était pas aussi catastrophique par rapport à mes derniers expériences).





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前回記事でちらっとお話した研修のことを少し。

ロワイヨモン財団主催、20数年前から開かれている(らしい)作曲セミナー『新しい声 Voix Nouvelles 2011』に来ています。期間は3週間と長めで、はじめの2週間に各講師のゼミ、個人レッスン、研修生たちのプレゼンテーションなどがぎっしり組み込まれ、3週間目は演奏者とのリハーサルがメイン、そして最終日にファイナルコンサート、という流れ。
講師陣は、まず毎年教鞭を取っている言わばこのセミナーの顔、 B.ファーニホウ(1943- イギリス)に加えて今年は M.アンドレ(1964- フランス)とH.パーラ(1976- スペイン)が招待されており、外観はまるで城・実際はホテルのような研修施設に基本的には3週間カンヅメのため、ゼミ・レッスン以外にも食堂や廊下などでほぼ毎日顔を合わせるという、なかなか特殊で楽しい環境です。ただ、パリから35kmとそれほど遠くない割に、最寄りの駅は6km先で交通手段がなく、城壁のような塀を一歩出るとそこは森、ジョギング中にうっかり遭難しかねない隔離された場所。どのくらい長閑なのかというと、近寄ってもカメラを向けても逃げもせず、白鳥とカルガモが種別拘りなく仲良くぽてぽて歩いてるくらい、です。こう静かすぎる所に閉じこもっているのがかえってストレスになる人もいるかもしれません。ちなみに私は先週末、所用で一瞬パリに戻ったんですが、パリ北駅に降り立った瞬間あまりの人の多さと喧噪に一瞬足が竦みました。海外生活の賜物か、環境適応能力が年々育ってますが、“自分がいる所にすぐ慣れる”というのも考えものですねぇ…。




話が逸れましたが『研修期間前半に講師のアドバイスのもと、集中して作品を完成させる』という最初のミッションを昨日終え、演奏者にスコアを送り、ようやく一息つけました。今回の曲は、初挑戦のボーカル有り小編成(ソプラノ、メゾ各1名にクラリネットとヴィオラの2楽器)で、リハーサルで音になるのが楽しみです。初演は24日、ここロワイヨモン修道院で行われる予定。

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