2011/08/20

La Piel Que Habito

La Piel Que Habito (2011)
- Written by Pedro Almodóvar (screenplay), Thierry Jonquet (novel)
- Directed by Pedro Almodóvar
- Premiered in competition at the 64th Cannes Film Festival
- Starring Antonio Banderas, Elena Anaya & Jan Cornet


"La piel que habito", signifiant en français << la peau que j'habite >>, un nouveau film de Pedro Almodóvar, réalisateur espagnol. Je connaissais déjà ses oeuvres : "Tout sur ma mère (Todo sobre mi madre)", "Parle avec elle (Hable con ella)" et "Volver"... toujours très fort comme expression. Mais cette fois, encore un grand choc.
Je ne sais finalement pas si je l'ai aimé ou non, par contre, cela m'a tellement impressionné et je n'arrive pas à m'arrêter d'y penser.

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スペインの映画監督ペドロ・アルモドバルの新作、アントニオ・バンデラス主演で今年のカンヌ映画祭コンペにも出品された『La Piel Que Habito』。
アルモドバル作品は偶然機内で観た『ボルベール<帰郷>』を筆頭に『オール・アバウト・マイ・マザー』『トーク・トゥ・ハー』のあたりで毎度漏れなくガツーンと頭を殴られるような衝撃を受けているわけですが、今回もまた観賞後しばし呆然となって体勢立て直すのにちょっと時間がかかるようなショックが来ました。思う存分に揺さぶられてしまって、好きとか嫌いとかそういう判断を下すところまで戻ってこられない…。
ダンナの影響で観るようになった David Lynch にもかなり精神揺すられてるけど、それとはまたタイプが違う。
息つく間も与えられない1時間57分でした。

IMDb
http://www.imdb.com/title/tt1189073/

2011/08/18

機内で観た映画*復路編

先月書いた記事の帰り便バージョン。
覚え書きメモ程度にリストアップします。IMDb及び公式ホームページのリンクはこちら;

Midnight in Paris
http://www.imdb.com/title/tt1605783/
Tout ce qui brille
http://www.toutcequibrille-lefilm.fr/
SP The Motion Picture II
http://sp-movie.com/index.html
Rien à déclarer(半分で時間切れ)
http://www.imdb.com/title/tt1528313/

往路にあった『SP 野望編』の後半『SP 革命編』があるのに気づいて狭い座席で思わず小躍りしました(嘘です。実際に踊ってはいません)日本滞在中に続き見たい!と意気込んでたのにまだDVDが発売されてなくて諦めモードだったところへ、粋な計らいです。エールフランス機内エンタテイメント担当の方、本当にありがとう!
それからこちらも記事にしたWアレンの『Midnight in Paris』がこんなところで再鑑賞できてラッキーでした。初回時に英語音声+スペイン語字幕で聞き逃した些細なジョークが全部拾えて満足。
『Tout ce qui brille』は公開時にどこかでレビューを読んでタイトルが頭の片隅に残っていて、等身大で小綺麗すぎないところが好感度大。でもあの手のしゃべり方(若者フランス語)はやっぱり疲れる…美しくないと思ってしまうのは自分が外国人だからか、それともこういう言葉遣いをする年齢層から微妙に外れているからなのか…。Géraldine Nakacheは主役二人のうちの一名、エリー役を演じつつ監督・脚本もこなすという強者。ま、映画の中でも可愛い顔で頭突きしてましたしね。

今回は少し眠れたので4本目最後まで観られませんでした。でもおもしろそうだったので近いうちにDVD探してみようと思います。ベルギー人とフランス人に挟まれて観たら楽しそう…なんて暢気なこと言ってる場合じゃなく身の危険を感じるレベルかも?!

2011/08/16

最近の読書記録 - 2011年7〜8月

--- Sorry, today only in Japanese / Désolée, seulement en japonais aujourd'hui---


一時帰国中は、少しでもまとまった時間が取れると必ず図書館に行きます。本屋より先に図書館。ハードカバーのものから優先的に読めるだけ読んで、時間切れになったら本屋及び古本屋をまわり、文庫を買ってスーツケースに放り込む。
留学を始めた8年前なんかに比べると、ネットから得られる読み物がずいぶん増えたし、パリにはブックオフができたし、フランス語の本もそこそこ読めるようになったので環境は格段に良くなってるんですが、やっぱり図書館で日本語の本がずらーっと並んでいるのを見るとウキウキします(笑)


平野啓一郎:一月物語(新潮社 1999/04)
 行きつ戻りつ、漢和辞典を片手に漸く読破した『日蝕』に負けない骨太さ。中盤から読者が気づかない程度に徐々にテンポを上げて、辿り着いたクライマックスでのスピード感、そして訪れる残響みたいな読後感がまるで音楽のよう(だと勝手に思いました)。
さらさらとは読めない。難しい。でもこの著者の、無駄なく美しい、品のある文章は病み付きになります。

平野啓一郎:小説の読み方 〜感想が語れる着眼点(PHP研究所 2009/3/14)
 公式ブログの雰囲気で綴られたエッセイ。ケータイ小説『恋空』もこの人の手にかかるとこうなるのかー。伊坂孝太郎氏の『ゴールデンスランバー』、ちょうど空港に向かう電車の中で向かいに座ってた人が読んでました。『重力ピエロ』は小説も映画もおもしろかったし、次読んでみたいな。

平野啓一郎:かたちだけの愛(中央公論新社 2010/12/10)
 この本については機会があればしっかり感想を書きたいので、とりあえずここでは簡単に。
あまりよい評判を聞かず、たしかに作者本人の分類による第一期の作品とはかけ離れている、けど、私は好き。少なくとも“読み応えがない”というのとは違うと思う。
読後しばらく、ラヴェルのピアノ協奏曲第二楽章が静かに鳴ってました。

有川浩:Story Seller(新潮社 2010/8/20)
 一文ごとに立ち止まって咀嚼が必要な本が続くとそれはそれで疲れてくるので、その合間に読める本、ということで。(昨秋の日本滞在中に同著者原作のドラマ『フリーター、家を買う。』観てました。)
ページはどんどん進むんだけど、感情があっちこっちに振られてもう大変。作家業と作曲家業って似てるところもあるので、やけにリアルに感じしまい、また大変。泣いてる場合じゃないわ、作曲しようよ、自分。

金原ひとみ:蛇にピアス(集英社 2004/1/5)
 平野作品を一気読みした後、当時話題になってたけど手に取らなかった芥川受賞作を思い出す。綿谷りさは『インストール』『蹴りたい背中』既読、じゃあ…
会話だけ追うと軽い、というか、小難しいセリフはなく、登場人物がそもそも「だって、そんな難しいこと考えられない」と放棄しているような感じなんだけれど、“考えられない"と“何も感じない”は全然違う。読んでるこっちも、勝手に普段自分がやっている方法で論理立てて考えて結論を出すわけにいかず、一緒にになってこの“よくわからない”状態に放り込まれる。で、よくわからないのに四方から迫り来る焦燥感の描写にこちらもハラハラする。
ただ、個人的には…趣味じゃないです。就寝前に読んだら、なにやら悪夢にうなされ大量に汗をかいて目が覚めました。

平野啓一郎:ドーン(講談社 2009/7/10)
 この本も、後日改めて。

有川浩:キケン(新潮社 2010/1/21)
 『機械制御研究部』の略称で『キケン』。前述『かたちだけ〜』と同様、ネットではネガティブな書評が目立ち、自分は文系女子でしたのでこんなのありえないとか言われてしまうと反論のしようがないのですが(でも身近な元理系男子からそういうコメントはなかった。年齢にもよるのかな?)私は楽しんで読みました。文化祭のくだりではお腹抱えて笑ったし。最後の黒板も含め、これを小説雑誌で掲載したっていうのがすごい。