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Showing posts from January, 2010

Galette(s) des Rois 2010

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ガレット・デ・ロワ。フランスで1月6日のエピファニー(キリスト公現祭)を祝うお菓子。最近日本の洋菓子店でも売られるようになったみたいですね。 ただ食べるのではなく、中にひとつフェーヴ(もともとは豆、普通は陶器の小さな人形やオブジェクト)が入っていて、それが当たった人は王冠を冠ってその日『一日王様』になれるというイベント付きです。このフェーヴ専門のコレクターも結構いるらしい。 このお菓子、初めて食べたときから大好きで、いろんなお店のを試してみたいと思いつつ、バターをたくさん使った超高カロリー生地のため連日は無理(私の胃が…)。だいたいどこも『1月いっぱいは販売します』というので、インターバルを取りつつ、いちばん小さいサイズのをいくつか買って人と分けて味見することにしました。 Blé Sucré 7 rue Antoine Vollon 75012 Paris 雑誌やWebでたびたび取り上げられているお店。 切ってみるとちょっと空洞が…?でも美しい焼色、きちんとした作りで好印象・好食感。 次は、 Au levain du Marais 32 rue de Turenne 75003 Paris 一時期ここのバゲットにはまって、近所じゃなかったのにわざわざ買いにいってました。ざっくり、というか、あまりきっちり作ってない(形がいびつだったり)感じなのですが、味は◎!パイと中のアーモンド生地のバランスも申し分なし。たぶん今年のいちばんヒット。 続いて、うちの近所のお気に入りパン屋さん; Heurtier 2 rue de la Verrerie 75004 Paris 小さいサイズは売ってなくて、大きいもののワンカット。全体的にしっとり系、アーモンド生地に何かリキュールが使われてて香りに特徴がありました。コストパフォーマンスはここがNo.1。 最後はバゲットコンクール受賞歴あり・お昼時には行列のパン屋さん; Julien 24 rue Saint-Martin 75004 Paris (たぶん1区の店舗が本店です) 歯触りのよい少し塩気のあるパイ生地で、中身は軽め。ヨーロッパの容赦ない甘さに辟易している人におすすめのライトなガレット。 *** Ladurée、Hermé、Maison du chocolatなどの有名パティスリーは敢えて避けました。 そうそう、このindivi

Cursus-1 2010/01/25~01/29

Séminaire E.Nunes + Rdv HEM @Genève まるまる一週間、ポルトガル人作曲家 E.Nunes のマスタークラスでした。一昨年 オペラ初演のためにリスボンまで行ったりもした 注目の作曲家。直球型の個人レッスンでは短時間でいろんなボールを投げて下さり、充実。 そして土曜は日帰りジュネーヴの旅。前夜天気予報を見たら『予想最低気温マイナス7℃』でぎゃーーーと大騒ぎしたのですが、実際は気持ちのよい晴れ間に恵まれそれほど過酷な寒さでもなかったです。始発で行って、レッスンと仕事を一件こなし、もうすぐ完全帰国するお友達に会い、終電で帰パリ。片道3時間半、往復ともにほとんど眠っていたので睡眠不足は解消できました。でも首が痛いです。

Cursus-1 2010/01/18~01/22

PatchConcert Max/MSP ResAn pfft~ Max/MSP Présentation Equipe Ircam : Représentation Musicale Présentation Equipe Ircam : IMTR Présentation Equipe Ircam : Acoustique des Salles Ircam研究チームのプレゼンテーションが3つ。それぞれ個性があり、プレゼンの内容以前にチームのカラーみたいなものがかなり色濃くて、それだけですでにおもしろかったりします。 変わり者だらけの作曲家が言うのもなんですけど、研究者って変わってる(おもしろい)人が多い。普通気にも止めないようなことに『あれ?』っと疑問を抱いて、そのまま何日も考え続けていられるような。 来週はポルトガル人作曲家 E.Nunes のマスタークラスが予定されています。

Cursus-1 2010/01/11~01/15

LibraryOM Traitements Max/MSP Spat Analyse Séminaire F.Bedrossian + 2Rdv HEM 今週はOpenMusicのいくつかのライブラリを集中的に見て、Max/MSP ではフィルターとスパシアリゼーション。11月半ばに行われた Atelier Forum でお披露目されたばかりの Spat~ vers.4、バージョン3と比べるとかなりよいです。まず何よりグラフィックインターフェースが使いやすいし、大雑把に言うとカスタマイズの可能性がぐっと広がった印象です。 その他にはフランス人作曲家 F.ベドロシアンのマスタークラス、ジュネーヴ音楽院の分(教授はパリ在住なので移動せずこっちで)のレッスンなどがあり、落ち着かない一週間でした。まあ気温の急降下が収まりときどき晴れ間も見られたので気分的にちょっとラクだったかな。

Béjart Ballet Lausanne@Palais Garnier

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2010/01/08 19H30- Palais Garnier (Opéra National de Paris) Compagnie invitée "Béjart Ballet Lausanne" Sonate à trois (Bartok) Webern Opus V (Webern) Dialogue de l'ombre double (Boulez) Le marteau sans maître (Boulez) Ensemble Intercontamporain Jonathan NOTT, direction 2007年に他界した振付家M.ベジャールのローザンヌ・ダンスカンパニーがパリで招待公演。オールベジャールプログラム、演奏はEIC。何がなんでも行くしかないでしょう!と極寒にめげず張り切って出かけてきました(この日、最低気温がマイナス13℃まで下がったそうです。新手のジョークかと思いましたよ…)。 もともとダンスは大好きで、ベジャールは 追悼映画を観に行ってしまったほど 、ほぼ外れなく大好きで、今回また改めて大好きになりました。 ストラヴィンスキー、バルトークの作品や、ちょっとコミカルなP.アンリなどはいくつも観たしだいたい予想もつくのですが、驚かされたのはブーレーズ。確かに音楽はブーレーズのなのに、入口からあっというまにベジャールの世界になっているのです。20世紀を代表する難解な曲『Le marteau sans maître 主のない槌』があんなポップで可愛らしく、そして生き生きとダイナミックで人間臭い(もちろん良い意味で)舞台に! 付け足しみたいになってしまうけど、もちろん演奏もよかったです。コンテンポラリーダンスって、生演奏でなくわりと録音で済まされてしまう場合が多いので…。EICのベストメンバーが揃ってたし、ちょこっと演技もしてたし(笑)いいもの聴かせてもらいました。 ところでこのチケット、クリスマス前に直接オペラへ買いにいったのですが、実はそのとき、年末にやっていた別の公演の席も取るつもりで並びました。ところがその時点ですでにほとんどすべての公演がソールドアウト。オペラは2ヶ月近く先まで満席、バレエも年末の公演は空席ゼロでベジャールが5日間ある公演トータルで残り4席…とか。いままで余程人気のオペラ以

Le Pain Quotidien

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ベルギー発祥の天然酵母パンを扱ったベーカリー・カフェ。ジュネーヴにも3店舗あって、雰囲気が好きでときどき行ってました。 今日はお友達と。 有機野菜ときのこのスープ。 ***Data*** Le Pain Quotidien

Cursus-1 2010/01/04~01/08

Matrix~ Ligne à retard Spat Rdv individuel Composition + Rdv HEM バカンスが終わり、4日から研修も再スタートです。 ゆるゆると始めたいところですが、今月のスケジュールもまたぎっしり詰まってて、わ〜、楽しみ…。 ちなみに『Matrix~』というのはMax/MSPオブジェクトの1つで例の映画とはなんの関係もありません。

2010

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あけましておめでとうございます。 ミレニアムだの2000年問題だのと騒いでいたのが10年前。うわぁ。 今年の目標はごくおおざっぱに『survivre 生き残る、生き延びる』くらいにしておこうかと思います。 現在パリは非常に寒く、それがあまり冗談に聞こえないくらいの冷え込み。 体に気をつけてがんばりまーす。