Soulages/La Supervition des Images @CentrePompidou


ポンピドゥーセンターで開催中の企画展を2つ観てきました。
ここ、常設(国立近代美術館)の方もなかなか好きで、以前パリに住んでいたときすでに4〜5回入ってるかも。先日のケ・ブランリ美術館に続いて今回はIrcamのIDカードで無料入館(建物別だけど所属は同じなのです)。

ひとつめはP.スーラージュ(1919-, France)。名前がフランス語の『se soulager : 気分を楽にする、安心させる』という動詞と似ているけど、作品は徹底的に黒を追求しており、どちらかと言えば暗め。名は体を表さないケース。
彼の深い深い黒の世界に入ってゆくと、黒の中にあるコントラスト、黒の中にある光が見えてきます。これはカタログやネット画像では伝わりにくいだろうなぁ。
展示の仕方がまた素敵でした。

ふたつめは超現実主義の写真、動画『La Supervition des Images』。隠さず言ってしまうと、シュルレアリスムはちょっと苦手でして…全部が全部ダメというわけではないものの、どうも観ていて気分が悪くなる場合が多い。
そんなわけで、はじめからあまり無理をせず『うわ〜、ここ苦手』アンテナが反応したゾーンはさらりと通過して、気になった作品のみをじっくり鑑賞。動きの瞬間を捉えたような写真がおもしろかったです。



こちら、国立近代美術館のエントランス。そうそう、このポップな感じがいかにもポンピドゥーセンター。



建物前の広場には巨大カレンダーが登場。



***Data***

いずれもポンピドゥーセンターの公式サイトより
Soulages
La Supervition des Images

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