2008/07/22

La Villette 3 〜 Cinéma en plein air 2008




まだ続きますパリ・ヴィレット公園。



7月15日から8月17日の約一ヶ月間に渡って野外シネマ・フェスティバルが開催されております。
(去年までずっと無料の催しだったようですが、今年から入場料として2ユーロ必要になりました)




会場についてみると…あれ、スクリーンは?どこ??
開演は『à la tombée de la nuit 日没時』と書かれているだけで正確な時刻は伝えられておらず、だいたい22時過ぎを目安に行ったのですが、
前方の芝生に広がっていた巨大なビニールプールみたいなのに空気が入り、それがむくむくと起き上がってきて、
あら不思議。即席スクリーンの完成!
正直こんなので大丈夫なのか半信半疑でしたが、ばっちり字幕までクリアです。

近くに滞在していたので、日曜と火曜の2回;E. Lubitsch監督の『Ange 天使』とソフィア・コッポラの『Lost in translation ロスト・イン・トランスレーション』を観ました。『ロスト…』はすでに観たことがあり、でも当時の仏語理解度でスルーしてしまったジョークが掴めたりして楽しかったし、『天使』の方はと言えば、もう素晴らしいの一言に尽きます。こういう品のある映画、最近少ないんじゃないでしょうか?なんでだろう。

みんな思い思いにピクニックシートを広げ、サンドイッチやチーズ、飲物持参で映画館とは一味違う夏の楽しみを満喫。ただ日曜は昼間でも気温が上がらず、日没後…ものすごく寒くて、厚着して行ったにもかかわらず上演開始時にはすでに震えるほど(苦笑)。折り畳みチェアと毛布のレンタルが大人気でした。



***Data***

Cinéma en plein air 2008 公式サイト(仏語)

2008/07/20

La Villette 2 〜 草間彌生展


前回の記事に引き続き、ヴィレット公園内の催し。

長野県松本市生まれの芸術家・草間彌生(1929 - )によるインスタレーション作品展『水玉強迫 - 水玉になった愛』。日本にいた頃からメディアを通していくつか作品を観る機会があり、出身地である松本市に住んでいたこともあるので、なんとなくいつも頭に残っていたのですが…
ちょっと、怖かったのです。当時の私がまだ子供だったせいもあるのでしょうが、モチーフの“水玉”は可愛らしい類のものではなく『空間だけでなく観客をものみこんでしまう』ような『幻想で気で不安感をいだかせる世界』であり、制作者自身にとっても『水玉模様とは、果てしなく増殖して周囲の環境や彼女自身を覆いつくしてしまうという幼少期の幻覚にあらわれたテーマ』である、と。(『』内は展覧会パンフレットより抜粋)

典型的日本人のイメージからは恐らくかけ離れていたのでしょう、見学に来ていたフランス人(たぶん他の国の人々も)みんな一様に不思議そうな顔でした。会場内では作品に触れることができ、いくつかの水玉の中に入れるようにもなっています。映像スペースもありましたが、入口に『お子様には刺激の強いシーンがありますのでご注意ください』と但し書きが。大人のはずの私でもちょっと刺激強かったのでご注意ください。



***Data***

Yayoi KUSAMA : Dots Obsession(水玉強迫 - 水玉になった愛)
会期:2008年7月11日〜8月17日 14時〜22時 月曜閉館
会場:Villette/Grande Hall
入場無料

La Villette 1 〜 動く橋

メッスの現代音楽講習会 Acanthes を覗いた後、まっすぐそのままジュネーヴには帰らずパリに寄り道。
しばらく会ってなかったパリ留学時代の友達との約束を短期間の滞在に詰め込んで、さらに展覧会だの映画フェスティパルだのとめずらしく(?)活発に動き回りました。



こちらはパリ19区、ラ・ヴィレット公園。すぐそばのパリ音楽院にかよっていたのに、広場の向こうの公園まで足をのばしたことってほとんどなかったなぁ…。
特に週末は家族連れで大賑わいです。夏季限定で運河のプチ・クルーズも楽しめるようになっています。(でも時刻と場所がよく分からず乗りそびれました。涙)
そんなときに見つけたのがこれ



動く歩道ならぬ『動く橋』
普段は歩道橋で運河を渡るようになっているんですが、これも夏季限定のサービスなのか、アトラクション化しているのか、ちゃんと両岸に係の人がいて10分に1回くらいの間隔で橋ができます。

そうそう、ヴィレット公園のシンボルとも言うべきの銀の球体ジェオード La Géode。中は3D効果が楽しめる映画館で、来る度にいつも『今度こそ入るぞ!』と思いつつまた逃してしまった。(っていうか、住んでた頃からずーっと『いつか行くぞ』って思ってたのにな…)


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Parc de la Villette パルク・ドゥ・ラ・ヴィレット公式サイト

2008/07/18

Acanthes 2008


フランスのドイツ国境との近くの街・メッスで毎年開かれている現代音楽講習会アカント Centre Acanthes。昨年、一昨年は研修生として参加しましたが、今年はファイナルコンサートだけ聴きに行って参りました。

作曲のアトリエを中心に、器楽奏者のためのアトリエが2〜3コース開講されていて、招待講師も年によって様々。2008年度はイタリアの作曲家シャリーノ S. Sciarrino(伊 1947-)らを迎え、世界各国から研修生たちが集まっていました。
私は最後の2日間だけふらっと遊びに行っただけでしたが、何度かこういう講習会やフェスティバルに参加していると、顔見知りが増えてくるというか…数ヶ月ぶり、下手をすると数年ぶりに会うような、遠く離れたところで暮らす人たちと『あれ、来てたの?ひさしぶり〜』なんて挨拶を交わすことがあったり、スタッフが覚えていてくれたり。うれしいです。



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Centre Acanthes 公式サイト(仏・英語)

2008/07/12

Concert Info * 12/07/2008

Concert Info * 12/07/2008

le Samedi 12 Juillet 2008
Conservatório de Música de Vila Real (Vila Real, Portugal)




Yumiko YOKOI : act I (nouvelle version 2008)
Sisco Aparici Mínguez, perc


知り合いのスペイン人打楽器奏者から『今度君の曲演奏するよ』と突然連絡がありました。『いつ?どこで?行けたら行くから教えて』
帰ってきた答えは
『7月12日、場所はポルトガルらしい』(←通訳を介しているため聞き伝え調)
ポルトガルの都市名なんてリスボンとポルトくらいしか知らないんですが。より詳しく聞いてみると『ヴィラレアル』という街だと判明。ヴィラレアル??
困ったときのGoogleマップ!
興味のある方は下記のアドレスで検索してみてください。

ちなみに音楽院の建物は有名な建築家による作品のようです。



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Conservatório de Música de Vila Real
Av. Carvalho Araújo 20
5000 Vila Real
Portugal

ヴィラ・レアル市公式サイト(ポルトガル語)

2008/07/11

ONU地区

ジュネーヴに住んでそろそろ1年近くになるというのに一度も訪れたことのなかったONU地区。



ONUとはOffice des Nations Uniesの略、国連ヨーロッパ本部のことです。
広場にまず巨大な椅子が。脚が一本折れているこの椅子は地雷撲滅運動のモニュメント。
一般の見学も可能ですがこの日は入場せず、すぐそばにある国際赤十字・赤新月博物館の方へ入りました。



赤新月とは、赤十字のマークに対するイスラム教兵士の感情を気遣って使用されることになったそうです。
国際赤十字といえば…小学校の国語の教科書に創立者アンリ・デュナンのお話が出てきたのを覚えています。『偉い人がいるんだなー』なんて思った程度であとの内容は恥ずかしいくらい忘れてしまいましたが。この博物館では創立の歴史とその発展の様子が詳しくわかりやすく展示されていて、それでいてあまりショッキングな映像はなかったのが印象的。



午後はカルージュ Carouge へ移動してウインドウショッピング。ジュネーヴ縦断した一日でした(笑)



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国際連合ヨーロッパ本部ホームページ(英・仏語)
Palais des Nations ONU

国際赤十字・赤新月博物館
Musée International de la Croix-Rouge et du Croissant-Rouge

2008/07/10

レマン湖畔観光 5 〜シヨン城→ヴヴェイ



モントルーで一泊して、翌朝はバスで15分ほど行ったところにある Château de Chillon シヨン城を見学。
詳しいことはこのへんを見ていただくとして、イギリス詩人バイロンの叙事詩『シヨン城の囚人』で知られているこのお城。
日本人観光客が多いのか、オーディオガイドだけでなく日本語のパンフレットがありました。

外から見るとそんなに大きくないのに、結構見応えあります。ていうか、急な階段が多く、いい運動(笑)。塔からはレマン湖、モントルーの街が見渡せます。



午前中いっぱいかけて見学した後、来た道をバスで戻り、モントルーを通り過ぎてお隣の街 Vevey ヴヴェイにちょっと寄り道。駅周辺を散策していると



湖に面した広場に音楽院の建物を発見!なんて恵まれた環境なんでしょう。。
ヴヴェイにもいつかゆっくり滞在してみたいです。


***Data***

Château de Chillon シヨン城 公式サイト

2008/07/09

レマン湖畔観光 4 〜ジャズ・フェスティバル

7月4〜19日、第42回 Montreux Jazz Festival モントルー・ジャズ・フェステバルが開催されています。
以前から話には聞いていたけれど、ちょうど今この時期だと気づいたのはこちら↓



家族を迎えに行ったときに見かけたジュネーヴ空港内の特設カフェがきっかけでした。
今回のモントルー行き、なにせ急に決めたので著名人のライヴなどは期待せず(ホテルもほとんど満室!)とりあえず雰囲気だけ味わってこようかと。

着いてみると、至る所にポスターが貼られ、音楽が流れ、こじんまりとした街全体がすっかりジャズ一色。湖沿いにずらーっとグッズや飲食関係のテントが張られ、テラスでお酒も飲めるようになっています。
メイン会場となるコンヴェンション・センター内にはライブが行われる2つのホールに加えてカフェ、バー、DVD販売コーナーと過去の映像を流すブースが。



さらに野外で無料ライブも行われています。
この日はロックとポップスの中間みたいなフランスのグループの演奏でした。



もう少し早い時間に到着していれば部門別コンクールも聴けたかも。期間中、ワークショップもやっているみたいです。
とにかくもりだくさん、とにかくすごい人でまっすぐ歩けません。
そしてビッグバンドやロック系の音量の激しいこと…案内所で耳栓配ってました。



***Data***

Montreux Jazz Festival 公式サイト(日本語ページあり)

レマン湖畔観光 3 〜ローザンヌ→モントルー

ローザンヌの船着場、Ouchy ウシー駅からは船で移動。



レマン湖はおおざっぱに北の半分がスイス、南側がフランス領です。なので、例えばローザンヌからフランス領のエヴィアンへ行くことなんかも可能。その場合はパスポートをお忘れなく。



観光目的だけでなく、普通に移動の交通手段として乗っている人もいました。
途中いくつかの街に寄って、1〜2時間(経由地によって違う)でモントルーに到着です。


***Data***

COMPAGNIE GENERALE DE NAVIGATION SUR LE LAC LEMAN(レマン湖船舶会社)
Avenue de Rhodanie 17
Case postale 116
1000 Lausanne 6

レマン湖畔観光 2 〜オリンピック博物館

ローザンヌは IOC 国際オリンピック委員会の本拠地。大聖堂がある旧市街から駅を越えて湖側に、1993年開館のオリンピック博物館があります。
入口には聖火、またあちこちに世界記録(とオリンピック記録)が実際の器具とともに記されています。写真は走り高跳びのポール。こんなの飛ぶんだ…と唖然。棒高跳びも、セルゲイ・ブブカの高さのポールが展示されてました。他には砲丸投げの砲丸とか。



ところで、ここへ来た本当のお目当ては博物館ではないのです。



博物館付属のレストラン。特に夏期はテラス席からレマン湖が一望できるとの情報をキャッチし、予約しておいたらまさに湖の正面のテーブルを用意してもらえました。



そしてわりとお手頃な価格で(もしかして、ジュネーヴを基準にしてるとどこもお手頃に感じるのかも??)かなりハイレベルなお料理に大満足!

ただ、現在北京オリンピックのための特別展開催中のせいか、お店の人から何度も何度も『謝々』って言われたのには…苦笑。
内装もシックにまとまっていて素敵ですが、時期・お天気がよければテラスおすすめです。ぜひ。



***Data***

Musée Olympique
1, Quai d'Ouchy
1001 Lausanne
Switzerland
Tel. (+41 21) 621 65 11
Fax (+41 21) 621 65 12

レマン湖畔観光 1 〜ローザンヌ

学校は夏休みに入っております。

、、、が、いろいろありましてヴァカンス一時帰国ができない不憫な娘(?)のために、日本から家族が会いに来てくれました。スーツケースに生活用品や日本食をたくさん詰めて。ありがたいです…(嬉涙)
せっかくなのでジュネーヴだけでは勿体ない、直前までほぼ無計画でいまから出かけられるところは…と考えた結果、レマン湖畔の観光をすることに。
先月、重装備でハーヴェイの電子音楽作品演奏しに行ったローザンヌからスタート。



スイスで最も美しいと言われている(らしい)ノートルダム大聖堂。高台にあって、坂道やら階段やら、激しいアップダウンの連続です。この日はなにかイベントがあって、そのコンサートのリハーサル中でした。



散々のぼった甲斐あって、この眺め!
(でもこの後『もー坂道イヤ』ってすぐバス乗っちゃいました。笑)

2008/07/06

CAVE VALAISANNE

7月に入ったというのに雨が降ると急に冷え込むジュネーヴ。
肌寒いくらいの週末の夜、チーズ料理を食べにいってきました。

スイスと言えばフォンデュ・フロマージュ(チーズフォンデュ)…ですが、いつも同じでは芸がないので、今回はラクレット。
ラクレットは、巨大なラクレット用チーズを熱して溶けた部分を刮げるようにして、じゃがいもにかけて食べるというとってもシンプルな料理。スーパーのチーズコーナーではすでに薄切りにされた状態で売られており、二段式ホットプレートのような家庭用ラクレット機なんてものも電気屋さんで買えます。…私は持ってませんけど。

席について注文した途端、これでもかというほどの茹でじゃがいもと、付け合わせとしてコルニション(小さなきゅうりのピクルス)がテーブルに運ばれてきました。
チーズは熱いうちに!が鉄則ですので、一皿、食べ終わるとまた一皿、と順番にサーブされます。今回のレストランでは5皿コースと食べ放題コースがあり、5皿コースを一つと他のものも注文して3人でシェア。



写真奥に映ってるのはこれまたじゃがいも料理、レーシュティー。細切りにしたじゃがいもを水にさらさずにお好み焼きのような形にまとめて焼いたもの。まわりがカリッとしてておいしい。

『ツーリスト向けなお店』との評判で、あまり期待しないで行ったのですが、思ったよりよかったです。わりと空いてる時間帯で、サービスも悪くなかったし。
年中無休、夜1時まで営業。場所は音楽院のすぐ裏です。



***Data***

CAVE VALAISANNE / CHALET SUISSE
bd Georges-Favon 23 
1204 Genève(CH)
Tél. +41-22.328.12.36