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Showing posts from June, 2008

EURO2008

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スイス・オーストラリア共同開催のサッカー欧州杯2008。 6月7日にスタートしてきのうまでの約3週間、ジュネーヴを含め両国のあちこちで試合が行われていました。街中ではムードを盛り上げようといろんなイベントを開いたり、サッカーにちなんだ特別商品を並べてみたり。 レマン湖の Jet d'Eau(大噴水)にもサッカーボールが。 スイスは早々に負けてしまったようですが、外国人居住率45%の国際都市ジュネーヴ、試合の日となるとどこからともなく同国の人々が応援に集まってきて、いつも賑やかでした。 特にご贔屓なチームがあるわけでもなく、自宅にテレビもなく、無関心のまま時間は過ぎ気づけば今日はもう決勝戦。土壇場になって『ちょっとくらい雰囲気味わっておきたいかも』なんて思い立ち、市の中心地プランパレに設置された FanZone へ… 到着するまでに擦れ違った人の半分が ・スペインかドイツの国旗を持っている ・顔にペイントをしている ・ユニフォーム(らしきもの)や国名・選手名入りTシャツを着ている みなさん、どっちの応援なのかはっきり主張。でもスペインもドイツも国旗に黄色と赤が入っているので全体的に似た感じだったりもする。。 Mクドナルドの前で子供たちが顔ペイントしてもらってました。 ファンゾーンにはセキュリティチェックを受けてから入場(入るのは無料。カサ、ペットボトルなどは荷物預かり所に預けるか、もしくは没収)。中には大画面が2つ、それを囲むようにテレビ・ラジオ局のブース、屋台、飲物、オフィシャルグッズを売るスタンドなどが並んでいます。試合開始よりだいぶ早く着いてしまったのですが、ざっと様子を見て、ちゃんと画面が見えそうな場所を探して(背が低いと大変ですホント)、カウントダウン番組などが流れてる間に20時45分に。 試合会場ウィーンからの生中継。 私がいた場所はスペイン、ドイツ両方のサポーターがほぼ半々に混ざったグレーゾーンだったみたいで、何か起きる度に沸き上がる反応も半々。熱くなり過ぎたサポーターほど怖いものはないけれど、こういう場で、ちょうど釣り合ってるというのも…なんだか微妙な(笑) 翌日朝から予定があり遅くまでいられなかったので、前半戦にスペインが決めたゴールの後、後半は観ないで帰ってきました。ネットで結果を調べたら 1 - 0 のままだったようで。 強豪のイメージが

Fête de la Musique 2008

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6月20、21、22日はフェット・ドゥ・ラ・ミュジーク。音楽のお祭りで、街のあちこちで音楽会・路上パフォーマンスが行われます。 『あなたたちは何かやらないの?』っていろんな方から聞かれたのですが…すみません、この日はフツーにいつもどおり学校で作曲のレッスンでした(^ ^; ジャンルは広範囲に渡っていて、もちろんクラシック(+現代音楽)の枠もあるものの、どちらかというとジャズやロック、ポップス、民族音楽(フラメンコ、レゲエetc.)が多かったかな?という印象。 賑やかすぎるのはあまり得意じゃないし、別にお祭りしなくてもそもそも毎日音楽漬けですから、、、なんてこの週末は家でおとなしくしていようと思っていたら、最終日のお昼過ぎになって作曲科の友人から『ユミコー、なに引き蘢ってんの?フェットだよ?君は音楽家だよ?』とお叱り・呼び出しの電話が。 旧市街の小さな教会でマリンバ3台のコンサートがあるというので、それなら…と出かけることに。 Dimanche 22 de 18h30 à 19h30 Vieille Ville, Église Saint-Germain | 11, rue des Granges CENTRE INTERNATIONAL DE PERCUSSION Anne Cardinaud; Florian Feyer; Jean Geoffroy, marimbas "Jean Sébastien Bach au marimba": Canon perpétuel, extrait de l'Offrande musicale, Suite en sol majeur, Invention à deux voix en fa majeur, Grave en la mineur, Sonate en trio en ré mineur, Chaconne en ré mineur これが素晴らしかったのです。ああよかった、引き蘢ってないで聴きに来て。電話してくれたAダムに感謝! その後すぐそばであったこちらも聴いてきました。 Dimanche 22 de 19h00 à 20h00 Vieille Ville, Cour de l'Hôtel de Ville | 2, rue de l'Hôtel-de-Ville

抹茶プリン

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暑くなってまいりました。 涼しげデザート第一弾、抹茶プリン。 ネットで見たいくつかのレシピを適当にアレンジして作ってみました。ちょっと…ゼラチンの量がうまくいってなかったみたいで、1回目は固まり過ぎ、2回目に挑戦したときには液体と固体のぎりぎり境界線。(これはこれでふるふるした食感がよかった。) ゆであずき(今回はぜんざいのレトルトパック使用)を混ぜると、冷やしてる間にそれが底の方に沈んで二層になります。牛乳だけでさっぱりめに作ったけど、生クリームを入れるともっとこくが出るんだろうな。 そうそう、ヨーロッパ人に『あずき』の説明をすると最初は大抵驚かれます。野菜として考えている豆をお菓子として甘く調理するのが信じられないらしい。 料理に砂糖使うってだけでも結構みんなびっくりしてるし…和食では『さとう・しお・す(酢)・せうゆ(醤油)・みそ、の“さしすせそ”』なんて基本中の基本。 まあ、びっくりして『ええー、砂糖?!』とかすごいリアクションするわりに、私の周りでは日本食大人気ですけど。笑

Concert Info * 12/06/2008

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Diplôme de Trompette le Jeudi 12 Juin 2008 15h45- Salle de concerts du Conservatoire de Lausanne (Lausanne, Suisse) entrée libre J.Neruda Concerto en mi bémol G.Enesco Légende K.Kennan Sonate Jonathan Harvey Ricercare una melodia Nils Perrot : trompette Geneviève Joerin-Margot : piano Yumiko Yokoi : régie informatique ********** 前回の記事でお話したトランペット科のディプロムです。 私が担当したのは4曲目 J.ハーヴェイ (英 1939-) の作品。1984年に作曲、オリジナルバージョンは2台のテープレコーダーによるディレイを使うようになっていますが、今回はMax/MSPによるライブシステム版での演奏でした。

ローザンヌ出張 〜アシスタント日記・番外編

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エレクトロ関係の本番3連続+自作の初演が済んだ翌日、ホッとする間もなくMacBookPro、サウンドカード、マイク、ケーブル等の機材を抱えてよろめきながら(←重いんです)向かった先は ローザンヌ。ジュネーヴから急行で30〜40分で着きます。 この日はお天気に恵まれ、眺めは最高! …って残念ながら観光しに来たのではなく。 ローザンヌ音楽院トランペット科の学生から『卒業試験に電子音響を使った曲をやりたい』という話がまわってきたのがだいたい1ヶ月くらい前。そう、ローザンヌの作曲科にはエレクトロのクラスがない。すなわち機材もない。当然、周辺事情をわかってる人もいない。 そういういきさつで、ジュネーヴ作曲科に『電子音響を担当できる誰か!』とヘルプ依頼が来たわけです。自分の初演と時期が重なっていたので返事スルーして数日後、引き受ける予定だったMルクが急にスペインに帰ることに。この忙しい時期にもう手の空いている人がいなくて、結局土壇場になって私が代打で出ることになりました。 ライブエレクトロニクスとはいえ、比較的単純なプログラミングの作品で、実際演奏中の操作も少ない。ただ普段はそこまで深く関わらない音響エンジニアとしての役割も兼任しなければならず、しかも初めて来るホール。初めて使うミキサーテーブル。初めて見るスピーカー。本番前日である今日は、スピーカーと座席の位置関係を含め音量のバランスや残響、レベル調整などに全神経を集中… 帰りにちょっとくらい街歩きを…と思っていたものの、すっかり消耗してしまい、学校周辺をぐるっと1週しただけで後は翌日の本番に備えてすぐ駅に向かいました。 (明日の記事に続く)

Concert Info * 10/06/2008

Diplome de Percussion Mardi 10 Juin 2008, 15h30- Uni-Mail Auditorium percussion (Genève, Suisse) Ouvert au public, Entrée libre Aïda Diop, perc -Yumiko Yokoi EN CHAINE for Vibraphone, Harp, Vibrarp & Tape (Création) Aïda Diop, vibraphone Elodie Reibaud, harpe Thierry Simonot et Yumiko Yokoi, sonorisation-électronique How to get to Uni-Mail?

Cue! 〜アシスタント日記・その3

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2008/06/07 18h00- Uni-Mail (Genève, Suisse) Diplômes et Bachelor de Composition Benoît Moreau Audiogrammes II pour quatre solistes et ensemble Valentin Villard Où vont tous ces enfants... pour piano et électronique en temps réel Kenji Sakai Bable - from the depth of spiral pour violoncelle, ensemble et électronique 芋蔓式…とはよく言ったもので、一度引き受けると似たような依頼が次から次へと続く。 今度はパリ留学中からお世話になっていた日本人作曲家・酒井健治さんの作品のsuivi électronique を担当しました。 えーとこの作品は…とにかくイベントキューが多い!自分だけじゃなくソロ・チェリストがフットスイッチを使う部分もあったのですが、それでも多い。Mルクの曲の5倍、Fランシスコの20倍くらいのイベント数。 そしてタイミングが非常に重要で、客席側に置かれるコンソールルームからでは演奏とぴたっと合わせることが難しいため、指揮者が見えるようにピアニカ大の鍵盤(MIDIキーボード)とモニターを持ってステージ上の演奏者たちに混じることになりました。 リハーサルが始まりいざ自分の席に着いてみて気づく、とってもとってもひさしぶりなこの『アンサンブルの中にいます』感覚。そういえば最後にお客さんの前で(ピアニストとして)演奏してからもうかなりの月日が流れてます。ていうか、いつ以来だっけ?ホントに。 少なからず緊張したものの、本番特有のエキサイティングな空気を味わえて嬉しかったです。 ところでこの日、1曲目のBノワ開始直前に機材にアクシデントがあり、開演が少し遅れました。 さらに、最後の曲が終わった直後に『不具合が生じたためアプリケーション強制終了』。 なんとも綱渡りなコンサート。でも、まあこんなものなのかもしれません。無事に演奏できればよし、ってことで。 あれですね、たぶん、スイスとオーストリア共同開催のサッカー欧州杯 EURO2008 の開幕日・しか