2008/02/16

Ispahan@P.HERME



日本にも出店しているパティスリー、 ピエール・エルメの代表作であるイスパハン。
パリを訪れた際にいただく機会がありました。




パリのブティックに一度入ったことがあるけど、そこはお菓子屋さんというよりまるで宝石店のよう。
まず箱からして凝ってる!(ので思わず撮影)ご近所のパン屋さんとかだと、ケーキ一個買っても紙にくるんでセロテープで止めるだけとか、もっとすごいとパラフィン紙一枚で挟んでそのまま手渡されたりしますから。
そして箱の中身は…生の薔薇の花びらが飾られ(しかも花びらの上には雫が一滴!)ヴィヴィッドな色使いでありつつ、フランボワーズ・ライチ・ローズの繊細な味と香りが生かされていて、これまでに味覚として受けたことのないような体験をしました。
芸術作品だなぁ。

2008/02/15

Dernier Métro


パリ15区、バスク地方の料理がメインのビストロ。
エッフェル塔の近くという高立地条件のわりにコストパフォーマンスがよくて、パリ滞在の際にときどき足を運ぶお気に入りのお店です。
きっちりコースでしっかり食べるというより、仲間で集まってお酒を楽しみながら、わいわい賑やかに…という雰囲気。以前は少々煙たいのが難点(自分が完全なる非喫煙者なので。)でしたが、最近の法改正によりテラス席以外は禁煙になったようで、ますます行きやすくなりました。ただサッカーの試合がある日は店内が一体となって異常な盛り上がりを見せ、席を確保するのが本当に大変!予約した方がよいかも。

2008/02/10

ゼミ 〜 Henri Dutilleux

先生から連絡がまわってきたとき、まさかと思い、ずっと半信半疑だったのですが、本日作曲科の特別ゼミにデュティユーが来ました。本当に来ました。本人でした。






アンリ・デュティユー Henri DUTILLEUX(1916- アンジェ,フランス)御歳92、フランスを代表する現役作曲家のひとり。
”きゅうじゅうにさい”って。もう自分で歩いてるだけで、いや生きてるだけでもすごいと思う。
今回はジュネーヴ音楽院がデュティユー作品個展みたいな企画をして、室内楽の代表作品から交響曲2番、ヴァイオリン協奏曲などを計8曲を演奏。そのためにわざわざパリから足をお運びくださったというわけで(飛行機かな?TGVかな??)さらにリハーサルの合間を縫って作曲クラスにも時間を割いてくださったというわけ。
学生側もモチベーション高く、日曜にもかかわらず、ラッヘンマンのとき以上の出席率。130%くらいいた気がする(卒業生とか元先生とかまで集まってきた)。

具体的に作品や語法について講義ではなく、音楽全般にわたるお話だったのですが、とにかく時代を感じました。今朝読んだ新聞記事についてしゃべるような調子で『ラヴェルの「左手のためのコンチェルト」の初演を聴きにいったときに』とか『ブーレーズが和声科の修了試験を受けたときに審査員してたんだが』とか出てくるんです。私たちにとって西洋音楽史の教科書の1ページ的イベントをリアルタイムで見てきた人。

ひよっこ学生の話や質問にもとても丁寧に対応してくれて、私が日本人だと知ると『マツモトって知っているかい!?サイトウキネンフェスティバルのときに行ったんだよ!』と身を乗り出してくるようなチャーミングな一面も(笑)。
約2時間、同じ場を共有して、なにかとてもあたたかいものを手渡されたような気持ちになりました。



終わって、コンサートが始まるまで空き時間があったので電子スタジオがある棟へ行こうと数人で移動中、
同じ作曲科学生のVクトールの奥さんと子供にばったり(こちらでは”学生”と言っても年齢や境遇に大きな開きがあり、すでに家庭を持っている人、仕事をしている人などいろいろいます)。
そろそろ1歳、めっっちゃ可愛い!
思わずデジカメを取り出し『こっち向いて〜!』とかやっていたら、横で同期入学のJアンが遠い目をして一言、

『デュティユーの直後だけにものすごい時代感じるよな…年齢差、約1世紀だぜ』

2008/02/03

Mont d'Or


冬期限定販売、モンドール。
主にフランスのサヴォワ地方やスイスのジュラ山脈付近で生産されている、牛乳が原料のウォッシュタイプチーズです。




パリに住んでた時から話は聞いたことがあったのだけど、買うのは今回が初めて。(チーズはスイスの方が…ほんの少しだけど値段が安く、それでいて味は上、のような気がする)
食べかたは

1.表皮を取り除いて、スプーンで中身をすくってバゲットやパンにのせる
2.周りの木枠をアルミホイルで覆い、白ワイン、にんにくなどを加えてオーブンへ。→フォンデュのようにしてじゃがいもやパンをつけて食べる

が代表的。
ということは、やはり両方に挑戦するべし。
まるまる1個をひとりで消費するのは無理があるので、人が来るときに合わせて開封…すると、まず『ちょっと味見』のつもりだった最初の食べかたであっというまに3分の1強なくなってしまい、翌日オーブン焼バージョンできれいに完食。
個人的には火を通した方が好みかな。じゃがいもと、トーストした胚芽パン、ブロッコリーと相性抜群でした!


ひとりで1個、いけるかも。。

2008/02/01

DA GELO A GELO

2008/02/01 20:00-
BFM, salle Théodore Turrettini

Salvatore SCIARRINO ; da gelo a gelo (Opéra)


イタリア人作曲家サルヴァトーレ・シャリーノ (S.SCIARRINO, 1947-) のオペラ、演出はバレエ振付家のTrisha BROWNによるもの。
題材はなんと、和泉式部日記です。
でもイタリア語歌唱です。
先に観に行った友人たちからはおおむね好評で『日本っぽくてよかった』とか言われまして…果たして日本人である私にはどう感じられるんだろう?と、そんな気持ちで出かけました。

シャリ—ノは、室内楽作品を数曲聴いたのみでそこまで詳しくなかったので、まず初めて出会う声の扱い方にびっくり。ああ、こんな方法があるのか…と感嘆。
そして、身のこなし・動作(歩く、立ち上がる、寄りかかる、etc.)などを除いて、確かに日本の雰囲気が変に曲げられず、うまく伝わっているなと思いました。イタリア語で歌われるテキストも、聴いてるうちにだんだん違和感がなくなっていくというか。


最後の、終わり方もかなりおもしろかった。でもこれはネタバレになるので書くのやめます。
ところでこの日、開演が30分近く遅れたんです。場内アナウンスによると『まだ会場に到着していない演奏者がいる』って。おいおい。現場はすっかりイタリア時間だったのかな?(スイス人は日本人同様、時間厳守です。笑)