2008/12/14

委嘱初演@イシハラホール


12月14日、ピアニスト井前典子さんが大阪イシハラホールで作品初演をしてくださいました。
どうしても都合がつかず伺うことができなかったのですが、おかげさまでご好評戴いたようで、よかったです。関係者の方々、ご来場くださった皆様、心よりありがとうございました。



以下、当日のプログラムに掲載された楽曲解説です。

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un autre "Regard" pour piano solo 
ピアノソロのための『もうひとつの“まなざし”』(オリヴィエ・メシアンへのオマージュ)

メシアンは『幼子イエスに注ぐ20のまなざし』の序文で全20曲、2時間強にも渡る大作を支える3つの循環主題;1.神の主題、2.星と十字架の主題、3.和音の主題について述べています。作曲者のカラーがはっきりと出ているこの主題を素材として、全く違う、自分なりの音響時空間を作ることはできないだろうか?ーこのアイデアを出発点に、大作曲家の懐を借りるつもりで作曲しました。
3つの主題はそれぞれ形を変え、組合わせられ、相互に影響を与え合いながら独自の形式で進行してゆきます。また、この素材の変形・発展に際しては、リサイタルの『メシアンの前後約50年の作品を取り上げる』というコンセプトに於いて自分の作品が“現代からのアプローチ”であることを考慮し、コンピュータ音楽制作システム(今回使用したのは作曲演算処理プログラム)も取り入れました。
生誕100年の今、遠く離れた国に生まれ異なる文化を持った孫弟子から敬意をこめて、もうひとつの“まなざし”をおくります。





*** Data ***


〜メシアン生誕100周年記念〜
井前典子ピアノ・リサイタル
メシアン、美しきその秘密

2008年12月14日(日)13:30開場 14:00開演
イシハラホール(大阪市)

<プログラム>
・横井佑未子:タイトル未定(委嘱新作初演)
・ドビュッシー:「映像」 第2集

・メシアン:「4つのリズムエチュード」より 

・メシアン:「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」より

・メシアン:世の終わりのための四重奏曲

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