MA入試

こちらでもお知らせしていた15日のコンサート、素晴らしい演奏者に恵まれて大成功でした。ディプロム試験だった2名も無事に卒業です。おめでとう!






さてその翌日。実は私、ジュネーヴ音楽院で入試を受けてきました。
ご存知のとおりすでに在籍してるんですけど…

最近ヨーロッパの音楽院全体に、これまでのディプロム(4年)制をやめて大学課程(学士3年、修士2年、博士?年)に移行しようする傾向があって、我がジュネーヴ音楽院も新システムを導入することになり、 来年度から修士課程が開設されます。
私は日本で学部卒の資格を取ってあるので、現在籍を置いている旧システムのディプロムからこの新システムのマスターへ移りたいと思い、希望を出したところ
『いいですよ、試験受けても』
って…ああ、そう…。(エスカレーター式で内部進学させてくれないかな〜と淡い期待があった。実際、学科によっては書類・事務手続きだけでOKだったらしい)

緊張とともに、2年前ディプロムの入試を受けに初めてジュネーヴへ来た日のことを思い出しました。あのときは試験のプレッシャーに加えて憧れの作曲家(←現在師事している教授)との初対面でもあり、今回よりさらに100倍緊張していました。どのくらい舞い上がっていたかというと、面接会場に荷物一式忘れて手ぶらで帰ろうとして『あ、君カバン…』って先生に呼び止められたくらい。これ、後々までしっかり笑いのネタにされて。。

そんな懐かしい(恥ずかしい)昔の話は置いといて
結果、合格でした。
9月から2年間で MA ; Master of Arts in Music - Composition & theory の取得を目指します。専攻は mixte と呼ばれる純粋な器楽作曲と電子音響の両方を使うもので、かなり濃いプロジェクトになりそうです。
ちなみにMA第一期生としての合格者は私を含め2名で、もうひとりはスペインからの留学生Mルク。彼はエレクトロ関係の知識豊富、音楽センスもなかなかで、これから一緒に勉強するのがとても楽しみ。


がんばります!

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