2007/10/19

Festival MUSICA




11日から13日までストラスブール現代音楽祭『Festival MUSICA』(9月26日〜10月14日開催)に行ってきました。
今年で25回目を迎えるこのフェスティバルには数年前からヨーロッパで活動する若手作曲家を集めたシリーズコンサート企画『Les Samedis de la Jeune Creation Europeenne』があり、期間中の土曜日=samedi(仏)、今年は9月29日、10月6日、10月13日の3回のコンサートでそれぞれ6人ずつ、計18人の新人作曲家が取り上げられました。
私は13日の回にEnsemble LINEA(アンサンブル・リネア)という演奏団体によって、フルート、クラリネット、ヴァイオリン,チェロとハープのための『Ombres Lumineuses 影は光の中に』(2005〜06年作曲)という作品が演奏されることになっており、それではるばるストラスブールまで行ってきたわけなのですが、リハーサルに立ち会えるのは前日の一度のみ、指揮者とは初対面、連絡はeメールだけ…と、正直なところ少々不安な状況でした。ところが当日、非常に完成度の高い演奏で、客席も250〜300人近いお客さんでほぼいっぱい!本当に素晴らしいコンサートでした。ストラスブール在住の、またパリからわざわざ足を運んでくれた友人たちに加え、他にも初めて私の音楽を聴いたという方々から終演後にあたたかい言葉をたくさんかけていただき、とても嬉しかったです。共演者の5人とも短い時間ながらもいろいろ話ができて、次回作への刺激になりました。

唯一、残念だったと言えば…ほとんど観光できなかったこと!フランスとドイツの空気を合わせ持った美しい街、歩いてまわるのを楽しみにしてたのになー。また行こうと思います。今度は遊びメインで。

(写真;ストラスブールの街並み、コンサート会場のPalais du Rhin、ステージ)

2007/10/16

Sはどこへ消えた?



ジュネーヴへ移り住んで2週間。身の周りがようやく落ち着いてきたところですが、ストラスブールで仕事があり再びフランスへ…

ストラスブールはフランスとドイツの国境近く、アルザス地方の都市です、ジュネーヴからはバーゼルを経由して電車で約4時間強かかります。考えてみたらパリへ行く(ついこのあいだまでは『パリへ帰る』と言ってたので何か変。)以外にジュネーヴから電車に乗ったことがない…フランスは乗車前に自分で検札機に切符を通さなければならず、これを忘れると例え正規の切符を持っていても罰金というシステムになっているのですが、スイスの長距離列車は違うんだそう。乗っちゃって、車掌さんが回ってきたときに見せればOK。そうとは知らずホームで必死にこの検札機を探しちゃいました…。とまあ、ここまではよしとして、予定どおり電車に乗りしばらく経つと、車内アナウンスの停車駅案内が流れました。ところがその停車駅の中に『バーゼル』がない!乗る電車間違えた?!でもホームの掲示板でもしっかり確認したし、聞き逃しただけかも…。とにかく途中で降りるわけにもいかず、不安なまま乗っていると、だんだん東へ進むにつれてドイツ語圏に入り、車内アナウンスもドイツ語に切り替え。すると、言っている内容の全部はわからないものの、今度は『バーゼル』と確かに聞き取れたのです。よかった、合ってた!
そしてその列車の終点であるバーゼルへ到着し、全ての謎は解けました。ドイツ語圏で『バーゼル』と呼ばれるこの街、フランス語では『バール』って言うんですね…別の街だと思ってました。そのことに気づいた瞬間、2年前のオランダ旅行で『Den Haag デンハーグ(蘭)』が『La Haye ラアイ(仏)』になってて度肝を抜かれた記憶が鮮明に蘇ってきました。
変わり過ぎだってば。

2007/10/07

移住 ジュネーヴへ

パリから1年間の新幹線通学を経て、10月よりスイス・ジュネーヴへ居を移しました。
理由は、まずパリ音楽院で必要なディプロムをすべて修了したから。それともう1つ、通うのがあまりに大変だったからです。なんだかんだ言って結局3回/月ペースで往復7時間以上かかる移動は体に応えました。旅行好きだし外泊も慣れてるけど、遊び目的で出かけるのとは全然違うってことを実感。まあ、この世界(ヨーロッパの音楽家たち)で移動が多いのは当たり前と言えば当たり前で、音楽家としてやっていく洗礼を受けたというか、よい経験になりましたが。。

国境を越える引越は予想どおり一筋縄ではいかず、ブログにかけそうなネタが満載です。機会をみて少しずつお話しします。新居の様子も。