2007/12/28

ジュネーヴ 電気屋さんツアー


引越の際に帰国売りで手放して以来、買おう買おうと思いながら先延ばしになっていたパソコンプリンター。クリスマス休暇に入って少し時間の余裕ができたので、今日はジュネーヴの大きな電気屋さんを3軒まわってきました。
去年あたりからスキャナーが必要になることがだんだん多くなってきたので、今度は複合機にしよう!と思って探してみたところ…最近は“プリンター機能だけ”という方がかえって少ないくらいなんですね。複数機能・高性能な製品がずらり。しばらく見ないうちにみんな立派になって…とちょっとカルチャーショック気味。なんだか自分、取り残されてる…?

で、3軒まわった結果、すぐ近くだった2軒目に戻って購入。
つい関係ない家電コーナーで炊飯器や家庭用ラクレット機を見比べたり、Wiiの特設ゾーンで足を止めたりしてたんで時間かかった〜。
左の写真は最初のお店の入り口で出迎えてくれた等身大シュレックです。恥ずかしいので迷ったけど、やっぱり撮ってしまいました。



*Data*

Media Markt
Route Acacias 43 1227 Carouge

Interdiscount XXL
Place du Molard 8 1204 Genève

Fust
Place du Molard ? 1204 Genève

2007/12/23

禁断の Chocolat chaud


あいかわらず寒さ厳しいジュネーヴです。特に冷え体質でない私も、これはもうただ単に上から重ねて厚着するだけじゃダメだと確信し、最近はカラダを内側からあたためる方法を模索中。
そんなときネットで目についたのが『しょうがココア』。ダイエット飲料として紹介されてましたが、体をあたためて代謝をよくするという点に惹かれて。カフェや本格的なチョコレート専門店の濃いショコラショー(溶かしたチョコレートそのまま飲んでるみたいなやつ)もおいしいけれど、あれを毎日は…カロリーが恐ろしいので。

で、こちら(写真左)はスイスのチョコレートメーカー Cailler がだしてるカカオパウダー。あっ、話が逸れますがこのCaillerのチョコレート、本っ当においしいんです。板チョコでいろんなバリエーションがあり、スーパーで売ってるレベルとは信じ難いほどです。機会があったらぜひご賞味ください…って別に宣伝しなくてもいいんですけど。
カカオパウダーに話を戻して。お砂糖とミルク成分が混ざってる調整ココアタイプと、甘くない純ココアタイプの2種類売られています。純ココアの方を買い、自分ではちみつを加え、ジンジャーパウダーも少し…この段階で、すでにその香りのよさにびっくり!ああ、さすがCaillerだ…(感動)
牛乳を使わずほとんどお湯で作っても、砂糖をぐっと控えめにしても、カカオのこくと香りといい苦みがあって全然薄味に感じない。絶品。

しょうがもダイエット効果もそっちのけでハマってます。
君と一緒ならこのつらい冬も乗り越えられそうだよ(笑)。

2007/12/19

クリスマスマーケット



スイスのヴァレー州(Valais)のとある村で、火曜の朝にマイナス27度が記録されたそうです。
あのー…いくらなんでも寒すぎやしませんか?
ジュネーヴはこのところ毎日のように最高気温が0度。降っても晴れても0度。で、最低マイナス5くらいまで下がります。ヴァレーの話の後だとたいしたことないような錯覚に陥りますが、それは錯覚です。マイナス5度で充分寒いです。

ジュネーヴのお隣(と言ってもバスやトラムですぐ)にカルージュという街があります。ここは昔から職人が多く住んでいる地区で、小さいけれどおしゃれなブティックや工芸品を扱うお店がたくさん。そこで12月の週末はクリスマスマーケット(NOEL A CAROUGE)が開かれていることを知って、以前からゆっくり街歩きをしたいと思っていたこともあり、日曜の午後に出かけてきました。

少し離れた停留所でバスを降りると、さっそく目についたのはモミの木。ひたすらモミの木。大量のモミの木。
…一瞬これがクリスマスマーケットなのかと疑いましたが、疑いはすぐに晴れました。通りを一本渡ったところにツリーの飾りやろうそく、工芸品などを売るテントが。しかし、ここでデジカメのバッテリーが切れ(寒いところでは機嫌が悪く、すぐに充電ランプが点灯する)モミの木しか撮れなかったので、残り2枚はジュネーヴ旧市街のもっと小規模なマーケットの(←こちらは常設市場にちょっとクリスマスムードを追加って程度なので、関係ないものがたくさん売られている)ものです。うー、残念。。

えーと、気を取り直して。カルージュのマーケットでは思わず足を止めたくなるようなものがいっぱい。クリスマス用オブジェだけでなく、プレゼントに良さそうな手作りアクセサリー、木製ポストカード、腕時計の部品を貼り合わせて作った絵、陶器などなど…。寒かったけど、途中でVin chaud(スパイスのきいたホットワイン)を飲んであたたまって、竹馬をはいた長身サンタクロースに会って、特別に日曜も営業していた雑貨屋さんや古本屋さんをのぞいて、楽しいひとときでした。

2007/12/15

CAFE DU SOLEIL


スイス料理、しかも冬とくれば…チーズフォンデュ!!

本場でのフォンデュは初めて。せっかくだから本格的なものを食べようと、選んだお店はこちら
カフェ・デュ・ソレイユ
創業400年(!)の老舗です。
日本では日本風に多少アレンジされているチーズフォンデュですが、チーズに絡めて食べるのは基本的にバゲット(フランスパン)のみ。今回は2人で行って、いくらおいしくてもチーズとパンだけっていうのもねぇ…と思い、フォンデュ一人前とメインになるようなサイズの田舎風サラダをひとつ頼みました。
で…これが正解。カクロン(caquelon=フォンデュ鍋)が運ばれてきた瞬間、

『この量で一人前なんだ?!』

ウェイターが注文を間違えたのかと思いましたが、隣のテーブルにさらに大きな鍋が運ばれて行くのを目撃し、呆然としつつも、納得。
ちなみにサラダも巨大でした。でもどちらもとってもおいしくて、ほぼ完食。デザートにとったフランボワーズのソルベも絶品でした。どこのだろう?それとも自家製なのかなぁ。


1階が喫煙、2階が禁煙席で、席数はわりとあるけど予約がベストです。お店の人たちはみんな陽気で親切でよい雰囲気。また行きたい!



***Data***
Café du soleil
6 place du Petit-Saconnex Genève 1209
Tél + 41 ( 0 ) 22 733 34 17

2007/12/14

sushis


先週初めてジュネーヴの日本食材店に行ってみました。パリではだいたい13区の中華街で済ませてて、と言ってもお米と素麺くらいしか買わなかったけど、オペラ周辺(日本人街)へはアノンス貼ったり帰国売り情報を集めたり…が目的でたまーに行く程度でした。料理はよくする方だと思いますが、一時帰国の際の持ち帰り(いつもスーツケースは食糧であふれかえる)やときどき家族が送ってくれる荷物でだいたいまかなっています。
さて、こちらの食材店。品揃えはパリのと同じような感じで、値段設定は驚異的なユーロ高が関係ないぶん少しだけ低めのような気が。どうなんでしょうね、日本から製品を運んでくるコストなんかはヨーロッパどこでもそう違わないだろうし。


今回はひとまずお酢だけ買ってきて、週末に友人を呼んでお寿司。
すでにレパートリーの巻き寿司に加えて、サーモンの押し寿司にも挑戦。スモークサーモンをすし酢にしばらく浸して、ラップを敷いた容器に並べてその上に酢飯を詰めて、重しをして冷蔵庫で寝かせて…数時間したら起こして(笑)切り分ける。簡単でおいしかったです。

あとは初めての…そう、定番おかずのようでいて、意外にも鶏のから揚げ作ったの初めてでした。適当にネットで見つけたレシピを使ったのになぜかうちの母のと同じような味になるのが不思議です。

2007/12/03

b comme béjart


Maurice BEJART モーリス・ベジャール
1927年1月1日フランス南部マルセイユ生まれ。パリでダンサーとして、のちに振付家としてデビュー。1960年ベルギーのブリュッセルに“20世紀バレエ団”を設立。その後1985年に拠点をスイス・ローザンヌに移し(ベジャール・バレエ・ローザンヌ)、自身のカンパニーとともに作品発表を続ける。




先日、他界されました。享年80歳。入院してるらしいって噂を聞いたことがあったけど、それでも最後の最後まで第一線で活躍していました。
思い返せば2003年5月、パリ音楽院入試を終え結果待ちでまだパリに滞在してたときに『せっかくだから…』なんて思ってオペラ座にバレエを観に行った、その夜がベジャール作品展。これが名作、名ダンサー揃いで本当に素晴らしくて。コンテンポラリーダンスに傾倒する大きなきっかけとなったのです。(数日後に合格発表。晴れて留学が決まり、いよいよパリに暮らし始め、そしてバレエに通い詰める、と…)
好きな振付家の一人だったので結構ショックを受けていたところ、追悼として、ローザンヌとジュネーヴの2カ所で以前作られた彼の作品に関する映画が再上演されていることを新聞で知り、市街中心からトラムで10分ほどのカルージュという街(実はジュネーヴではない)の小さな映画館の、中のさらに小さな20席くらいのホールへ。

『b comme bejart(=bはベジャールのb)』は2001年に発表された『LUMIERE リュミエール』という作品の制作過程を追ったドキュメンタリー映画。
ドキュメンタリーだから、作品そのものを観るような作りにはなっていないのだけど、ベジャールが若いダンサーたちに自ら踊ってみせるシーンがたくさん出てきて、まずその格好良さに(当時74歳!)、そして、自身の芸術とそれをダンサーに伝えようと全力を尽くす姿に心を打たれました。
創作というものに向かう姿勢について、考えさせられ、また勇気づけられます。

日本では『ベジャール・バレエ・リュミエール』というタイトルでDVDが出てるみたいですね。
バレエ好きな人には、おすすめ。

2007/12/02

ゼミ 〜 Spatialisation














週の後半(水曜夜から機材設置を始めて、木金土曜の終日)に音楽院で電子音響関係の特別ゼミがありました。
テーマはSpatialisation スパシアリゼーション。
Wikipediaによると(←困ったときのウィキ頼み)


 Spatialization is the aspect of music related with space. The term is connected with electroacoustic music and spatial music to denote sound's different sources in space or sound's spatial movement.


…だそうです。
時間芸術だと言われる音楽を空間的な視点からも捉える。特に電子音楽の分野では重要な要素として扱われています。(勿論、電子音響を用いない器楽音楽作品にも取り入れられていますが。)

今回はいろんな性格を持った6種類、合計24のスピーカーを配置して、音の動きや残響、バランス等をテスト。
スピーカーと音量の選択に加えて、自分が座ってる位置によっても全然聴こえ方が違ってきます。頭を10センチ動かしただけで音色が変わったりする。あと、使うプログラムによっても差が出るし、実践においてはいちばん肝心な『何を聴くのか、聴かせるのか』という大問題があるわけで。
テストや講義を通して、テクノロジーの進歩に感嘆すると同時に、人間の耳とはなんと精巧にできているんだろうかと驚きの連続。

ちなみにこのゼミをやった場所がいま作ってる曲の初演会場になる予定なので、音響チェック、配置の可能性なんかも考えながらの3日間でした。

2007/11/25

HARRY POTTER et Les Reliques de la Mort


ハリーポッター第7巻、邦題『死の秘宝(仮)』。

ここジュネーヴではフランス語版が先月末に発売になり、どうしようかなー、でもそんなに急がなくてもねー…って思ってたくせに、うっかり立ち寄ったFnac(フランスのタワーレコードみたいなお店)に平積みされてるのを見たらもう居ても立ってもいられなくて、即その場でFnac学生カード作って会員価格(−20%)でお買い上げ。忙しかったり出かけていたりで中断した数日間を除いて、ほぼ毎晩就寝前に読んでいた(昼間に読み始めてしまうともう何も手につかなくなるので夜限定)のが、ついに終了しました。

大筋はわりと予想どおりだったけど、1〜6巻にくまなく張られていた伏線が次々と明らかになって、ちょっと忘れちゃってて思い出せないような細かいことまですべて解決されました。ああすっきり。
このシリーズ、日本語版もフランス語版も、言葉遊びの部分がものすごく上手に訳されていて、読むたびに感動します。中には後のストーリーに関わってくる重要なトリックもあるし、しかも訳者はラストを知らずに一巻ごとに作業していくわけだから…大変だろうなぁ。途中で辻褄が合わなくなってドッキリ、とかないのかな、なんて余計な心配してましたが、はい、余計な心配でした。

長い長い物語が終わり、もうこれで新刊の発売を1年以上心待ちにすることもなくなり、ほっとしたような寂しいような。。
5巻の『不死鳥の騎士団』から仏語版で読んでいます。仏語で書かれた本を読むことに対する抵抗(と諦めと恐怖感)を無くしてくれたこの本に感謝です。もとは、こっちにくらべて時間のかかる日本語訳の出版が待ちきれなかっただけなんですが、きっかけはなんでもよし。フランス語上達に多いに役立ちました。ついでに、あんまり役に立たない魔法関連のボキャブラリーも異常に身に付けちゃったけど。

2007/11/19

エマーソン弦楽四重奏団


2007/11/19 20:30-
Conservatoire de Geneve
Quatuor Emerson

Beethoven : Quartet in E Minor, Op.59, No.2
Saariaho : Terra Memoria
Beethoven: Quartet in C Major, Op. 59 No.3


先日のフェルメール・カルテットに続いて、ジュネーヴ音楽院のホールでエマーソン弦楽四重奏団の演奏会が行われました。

アメリカだからなのか、彼らのカラーなのか、とてもシャープな響き。もしかして4分の1音くらい高めに調弦してますか?というくらいシャープ。最初はついいぶし銀のようだったフェルメールと比べてしまい微妙に違和感が漂ってましたが、だんだん耳が慣れてくるにつれて楽しめるようになりました。ベートーヴェン弦四の中でも重すぎないこの2曲。明るい音色のおかげでフーガの部分やその他対位法的な書法がとても清潔な感じ。特にNo.3の最終楽章(好きなんですコレ。)は本当にエキサイティングでした。


ベートーヴェンに挟まれた格好のサーリアホ(Kaija SAARIAHO フィンランド 1952-)は2007年、つまり今年書かれたばかりの新作。これまでに聴いた彼女の作品群の中でおそらく最も“音楽的”だったのではないかと思いました。というのは別に彼女の音楽が音楽的でないというわけではなくて(すみません、ややこしくなってきた…)もっと脳で考え構築された音楽と言うか、あまり体温を感じさせないような印象を持っていたので。
ちなみにサーリアホ女史、パリのオペラバスティーユで見かけたことあります。2作目のオペラ初演のときだったのですが、休憩時間のロビーで、背中が大きく開いた真っ赤なドレス姿がすごーく目立ってました。作曲家ってあのくらい存在感ないとダメなんですかね。。

2007/11/07

フェルメール弦楽四重奏団


2007/11/06 20:30-
Conservatoire de Geneve
Quatuor Vermeer, Nobuko Imai

Schubert : Quartet No.10
Shostakovich : Quartet No.8
Mozart : Quintett No.4



ジュネーヴ音楽院のホールでフェルメール弦楽四重奏団の演奏会がありました。
シューベルト、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏作品に続いて、世界を飛びまわるヴィオラ奏者であり音楽院の教授でもある今井信子先生が加わり、モーツァルトの弦楽五重奏。
渋めの選曲が際立つ、それはそれは素晴らしく味わい深い演奏でした。シューベルトはほぼ暗譜するくらい知っている(パリ一年目で和声科にいたとき、散々勉強したので…15曲ある弦四(特に一楽章)はたぶんほとんど歌える)のですが、ショスタコーヴィチの方は全楽章通してしっかり聴くのは初めてだったと思います。今更ながらそれぞれの作品のおもしろさに気づかされました。


写真はカーテンコール。1階ギャラリー席だったもので…頭上から失礼します。

2007/11/04

新しい暮らし 〜 住居編



ジュネーヴはパリにも勝る住宅難で有名です。まず物件数が絶望的に少なく、外国人学生が探そうとしてもそう簡単には見つからない。稀に見つかったとしてもとても高い…貸部屋(ホームステイのような感じで、個人の部屋+台所やシャワーは家主のものを使わせてもらう)で月8万円とか。ええもうびっくりします。
なので最初っからアパート一人暮らしの案は捨て、学生寮もしくはルームシェアの線で探し始めたのが去年の年明け頃。5月頃に1カ所、待機リストのだいぶ上の方で『これなら秋から入れそう』と当てにしてたところが手違いでダメになったと判明、それから血相変えてジュネーヴ中の寮という寮に書類を送りまくる。ジュネーヴにある、入寮条件を満たした12件の寮すべてのうち、願書を受け付けてくれたのが6件(つまり半分は門前払い)、6月末から7月頭にかけて、5カ所からNonの返事を受け取りつつ同時にネットの個人アノンス(掲示板)で不動産情報を探す日々。胃がきりきりしました。最後のひとつから『9月15日からどうぞ』という待望のOuiメールが届いて飛び上がって喜んだのが7月半ばMetzでの夏期研修中で、いまはその寮、Cite Universitaire de Geneve(ジュネーヴ大学都市)に住んでいます。

ここはそもそもジュネーヴ大学付属の寮なんだけれど、私たちのようなはぎれっ子(音楽院、その他大学と同レベルと認められた専門学校学生)たちも受け入れ。まぁ、でも少数派です。
A・B・Cの3つの棟に分かれていて、昔からあるA とBは個人部屋+各階ごとに共同シャワー・トイレ・キッチンというごく普通の寮。一方、私が住んでるC棟は“ルームシェアタイプ”と呼ばれていて、建物内にいくつかアパートがあり、3〜5人で各アパート内の共同スペース(浴室・キッチン)をシェア+個人部屋というパターン。Cに入ったのは偶然なんだけど、なんかとてもラッキーだったようだと最近わかりました。現在の同居人の1人が以前はA棟に住んでいて『十数人で共用スペースを使わなければいけなくて、シャワーするにも料理するにも常に人がいっぱい』『冷蔵庫も1台を8人で共用』それが大変で希望してCに移ってきたらしい。うーん…それはきついかも。部屋の広さや条件によって微妙に家賃は違うのですが、それほどの差はないみたいだし。
というわけで、3人の同居人たち(+私で4人)との生活がスタートしました。ここは市街ど真ん中ではないものの、郊外というほどでもなく、 音楽院までバスで15分程度の距離です。去年は新幹線とメトロで4時間かかってたのを思い出すと涙が出そうになります。

ところで先週、新入生歓迎会なるものがあり、ふらりとのぞいてきました。
役員職員の挨拶に続いて用意されてたイベント『即興劇』。内容はというと、まず会が始まる前に参加者全員が紙にひとつ自分の好きな単語を書き、2人のコメディアンがそれを舞台上でくじ引きの要領で一枚ずつ引いて、その言葉をテーマにしてその場で寸劇をやる…という。なかなかおもしろかったです(内輪ネタが多く、わかる部分だけでも相当笑えた)。さらにコレ、後ですべてのストーリーを書き留めて本にしてるらしいです。

2007/11/01

新しい暮らし 〜 ジュネーヴ案内編




そろそろジュネーヴに移住して1ヶ月になります。




スイス・ジュネーヴは人口約18万5000人のうち45%が外国人という国際都市。国際連合欧州本部をはじめとして国連機関が多数置かれており、日本にいてもたびたびニュースで耳にする都市名ではないでしょうか。4つある公用語(ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語)のうちだいたいフランス語が話されます。…ということになっていますが、大半の人が2カ国語、3カ国語を自由に操る(さらに英語を話せる人も少なくない)恐ろしい街です。ちなみに各国語での名称は以下の通り(ウィキペディアより);



 ドイツ語: Genf(ゲンフ)
 フランス語: Genève(ジュネーヴ)
 イタリア語: Ginevra(ジネヴラ)
 ロマンシュ語: Genevra(ジェネヴラ)
 英語: Geneva(ジュニーヴァ)
 スペイン語: Ginebra(ヒネブラ)
 日本語では「ジュネーブ」又は「ジュネーヴ」と表記される。また、漢字では「寿府」(旧字体では「壽府」)と表記される。

『寿府』ですか…。


去年1年間も月2〜3ペースで来てましたが、毎回とんぼ返りの通学でゆっくり街を歩いたことなんて数えるほど。
まずそんな状況でも比較的馴染みのある場所。音楽院、オペラ座などが集まっている広場 Place Neuve。劇場の向かいにParc des Bastions というひっろーーい公園があり、春先は芝生でお昼ごはん食べたりしてました。入口付近にはいつも巨大チェスに興じる人だかり。これ、初めただのオブジェだと思ってたんですけども、実用でした。

次にやっぱり湖。レマン湖。そこに Jet d'Eau なる大噴水があります。140mの高さまで噴き上がります。夜はイルミネーションがつきます。気温が氷点下になると止められます。強風の日も止められます。わーすごいねーとか言いながら近づくとかなり濡れます。

旧市街の中心にサン=ピエール大聖堂。宗教改革のカルヴァンが座っていたという椅子が展示されてます。展示っていうとガラスケースにでも入っていそうだけど、大事なものなのにそのへんにフツーに置いてあって『カルヴァンの椅子(座らないでください)』と注意書きがあるだけ。塔へのアクセスも可能で(有料)、勇気を出して恐ろしく急な階段をのぼっていくとジュネーヴの街が一望できました。鐘もすぐ傍に見えるし、体力脚力に問題ない人にはオススメです。



その他にも国際連合欧州本部の一般の見学コース、国際赤十字博物館、ルソーの生家、花時計、イギリス公園などなどいろいろ見所はあるのですが、また後日。

2007/10/19

Festival MUSICA




11日から13日までストラスブール現代音楽祭『Festival MUSICA』(9月26日〜10月14日開催)に行ってきました。
今年で25回目を迎えるこのフェスティバルには数年前からヨーロッパで活動する若手作曲家を集めたシリーズコンサート企画『Les Samedis de la Jeune Creation Europeenne』があり、期間中の土曜日=samedi(仏)、今年は9月29日、10月6日、10月13日の3回のコンサートでそれぞれ6人ずつ、計18人の新人作曲家が取り上げられました。
私は13日の回にEnsemble LINEA(アンサンブル・リネア)という演奏団体によって、フルート、クラリネット、ヴァイオリン,チェロとハープのための『Ombres Lumineuses 影は光の中に』(2005〜06年作曲)という作品が演奏されることになっており、それではるばるストラスブールまで行ってきたわけなのですが、リハーサルに立ち会えるのは前日の一度のみ、指揮者とは初対面、連絡はeメールだけ…と、正直なところ少々不安な状況でした。ところが当日、非常に完成度の高い演奏で、客席も250〜300人近いお客さんでほぼいっぱい!本当に素晴らしいコンサートでした。ストラスブール在住の、またパリからわざわざ足を運んでくれた友人たちに加え、他にも初めて私の音楽を聴いたという方々から終演後にあたたかい言葉をたくさんかけていただき、とても嬉しかったです。共演者の5人とも短い時間ながらもいろいろ話ができて、次回作への刺激になりました。

唯一、残念だったと言えば…ほとんど観光できなかったこと!フランスとドイツの空気を合わせ持った美しい街、歩いてまわるのを楽しみにしてたのになー。また行こうと思います。今度は遊びメインで。

(写真;ストラスブールの街並み、コンサート会場のPalais du Rhin、ステージ)

2007/10/16

Sはどこへ消えた?



ジュネーヴへ移り住んで2週間。身の周りがようやく落ち着いてきたところですが、ストラスブールで仕事があり再びフランスへ…

ストラスブールはフランスとドイツの国境近く、アルザス地方の都市です、ジュネーヴからはバーゼルを経由して電車で約4時間強かかります。考えてみたらパリへ行く(ついこのあいだまでは『パリへ帰る』と言ってたので何か変。)以外にジュネーヴから電車に乗ったことがない…フランスは乗車前に自分で検札機に切符を通さなければならず、これを忘れると例え正規の切符を持っていても罰金というシステムになっているのですが、スイスの長距離列車は違うんだそう。乗っちゃって、車掌さんが回ってきたときに見せればOK。そうとは知らずホームで必死にこの検札機を探しちゃいました…。とまあ、ここまではよしとして、予定どおり電車に乗りしばらく経つと、車内アナウンスの停車駅案内が流れました。ところがその停車駅の中に『バーゼル』がない!乗る電車間違えた?!でもホームの掲示板でもしっかり確認したし、聞き逃しただけかも…。とにかく途中で降りるわけにもいかず、不安なまま乗っていると、だんだん東へ進むにつれてドイツ語圏に入り、車内アナウンスもドイツ語に切り替え。すると、言っている内容の全部はわからないものの、今度は『バーゼル』と確かに聞き取れたのです。よかった、合ってた!
そしてその列車の終点であるバーゼルへ到着し、全ての謎は解けました。ドイツ語圏で『バーゼル』と呼ばれるこの街、フランス語では『バール』って言うんですね…別の街だと思ってました。そのことに気づいた瞬間、2年前のオランダ旅行で『Den Haag デンハーグ(蘭)』が『La Haye ラアイ(仏)』になってて度肝を抜かれた記憶が鮮明に蘇ってきました。
変わり過ぎだってば。

2007/10/07

移住 ジュネーヴへ

パリから1年間の新幹線通学を経て、10月よりスイス・ジュネーヴへ居を移しました。
理由は、まずパリ音楽院で必要なディプロムをすべて修了したから。それともう1つ、通うのがあまりに大変だったからです。なんだかんだ言って結局3回/月ペースで往復7時間以上かかる移動は体に応えました。旅行好きだし外泊も慣れてるけど、遊び目的で出かけるのとは全然違うってことを実感。まあ、この世界(ヨーロッパの音楽家たち)で移動が多いのは当たり前と言えば当たり前で、音楽家としてやっていく洗礼を受けたというか、よい経験になりましたが。。

国境を越える引越は予想どおり一筋縄ではいかず、ブログにかけそうなネタが満載です。機会をみて少しずつお話しします。新居の様子も。